喜左衛門ブログ:President Blog

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2024年1月6日 (土)

丹後の西陣織の機場(はたば)をすべて挨拶に廻りました。

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京都府の北部の日本海側に突き出た大きな丹後半島です。

この丹後地方は昔から丹後ちりめん(絹の白生地)や西陣織の機場(はたば)なのです。
300年前から丹後で絹織物が盛んになり、150年前にジャガード織機が出現し、以来、この地域は絹織物の大産地となり、日本のシェアの7割がこの地で生産されています。

京丹後市(峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町が合併した市、人口4万8千人)はこの丹後半島にあります。
長寿の地域で、世界ナンバーワンの男性の長寿は木村次郎右衛門さん(2012年に116歳で逝去)で京丹後市の有名人となりました。

東京から6時間かかり東京から一番遠い町とも言われています。
あたりは雪一色です。

鍋島さんを訪問しました。

只今、宮本武蔵の「枯木鳴鵙図」(掛け軸)を織っています。

枯木に鵙(モズ)がとまっており、虫を狙っています。禅の境地、剣の極意ですね。

鍋島さんは美術織物の名手です。

大江さんを訪問しました。
奥さんと仲良く織っておられます。

丹後の日本海です。

田中梅さんご夫妻です。

お孫さんの修平さんが、弊社に織り手として入社頂きました。

松見さんを訪問しました。

松見さんの織機には色々な工夫があります。

緯糸(よこいと)が管(くだ)にきれいに巻かれています。

管巻き機です。

松見さんはゴッホのひまわりなど印象派の織額がお得意です。

能勢ご夫妻です。

2023年度、内閣総理大臣賞を受賞した作品を織って頂きました。
非常にむつかしい織の技を駆使して頑張って頂きました。

藤田さんの奥様です。

仲のよい藤田太さんはお出掛けでした。

浜岡さんを訪問しました。
今、2名の研修生が実習中です。
小生、手崎さん、浜岡ご夫妻、若手の沖野修平さん

若手はどんどん腕前を上げています。
沖野君です。(田中梅さんの孫さん)

最後に沢さんと小森さんを訪問しました。
当方の挨拶回りの時間の都合でお会いできずに心残りでした。
皆さん、元気でうれしいしだいです。

丹後クリエーティブセンターの完成予想です。


工場予定地の現場では事が始まり整地が終わったばかりです。


今年5月に竣工を目指して準備が着実に進んでいます。
ご期待ください(^^)/