喜左衛門ブログ:President Blog

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2012年6月23日 (土)

ベトナムは、すごいね!

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ベトナムに、タムラ㈱(ツカキグループ  婦人下着のメーカー)の村上部長と山口さん(生産担当)さん、私(タムラ社長)の3人が、2泊3日の出張をしました。
人口88百万人、面積33万平方km(日本の90%掛け)、経済成長率6%の新興国です。
日本との時差は2時間のホーチミン空港へ到着しました。 
北の首都ハノイ(人口656万人)は寒地で、南商都のホーチミン(旧サイゴン 人口740万人)は、常夏の熱帯です。
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街中は、驚くようなバイクのすざましいラッシュです!
月給が150ドル(1万2千円)くらいで、1400ドル(11万円 年収なみ)もするホンダやスズキのバイクが街じゅうに溢れるのは、ちょっと奇妙な事ですが・・・
日本で言えば路地まで、ベンツがあふれているようなモンです・・・
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ベトナムは、共産党一党独裁のなかで、経済二重構造(表と裏)になっており、我々のイメージ ベトナム=清貧な云々と、異なるダイナミズムが潜んでいそうです。

夜のホーチミン市の百貨店、市場を見て廻りました。(店は夜10時まで営業です)
上から、昔からの百貨店「タックス」、スーパーブランドの「ショップ街」、近代的百貨店「パークソン」、「サイゴンスクエア」(公設市場みたいなで、安い!!)です。   
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百貨店は、日本と同じような価格・商品が並び、国内向け商品(マレーシア、シンガポール製)が、その数分の1で販売されています。
婦人下着では、トリンプとワコールが幅を利かし、地元勢も健闘しています。

 

宿泊した豪華なホテル・エクアトリアルです。(旅行代金は、2泊3日でホテル飛行機代込みで6万円 安い!)
珍しく屋外プールがあり、村上部長は、早朝にさっそく泳いできました。若いなあ・・
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翌日は、ホーチミン市の婦人下着の縫製工場へ行きました。
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ここは、大規模な工場で、多くの日本の下着メーカーの製品を縫製していました。
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きものの縫製工場です。 工員の確保が難しく、工場はホーチミンから、フエや田舎に移りつつあります。 
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三菱東京UFJ銀行ホーチミン支店さんを訪問しました。
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左 村上部長 木村支店長代理さん 右は私。
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三菱さんから、ベトナムの通貨(ドン)の為替政策と金利について学びました。
乏しい外貨準備金と、旧南ベトナムの人達の豊富な海外資産の有様が経済のかく乱要因です。
政府は、トロイカ体制(共産党チョン書記長、元首はサン大統領、行政はズン首相)による調和型の合議制で摩擦を嫌う体質です。
中国政府の政治経済一体となったダイナミックな舵取りと比べて、ベトナム政府の金融・為替・政治の運営がバラバラの状況のなかで、昨今は、ビン・ベトナム中央銀行総裁とダン運輸大臣の登場で、ベトナム経済運営のスピード感、整合性が明らかに加速中です。

 

夜遅く現地の取引先と一緒にベトナム料理をご一緒しました。
下は、人気のサイゴンビールで、氷を浮かべて飲みました。ちょっと薄いビールやなあ・・
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台北経由で帰国しました。 台北の飛行機の待合所でくつろぐ村上部長と山口さん
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結局、飛行機は遅れて、3人とも帰宅は午前様でした。

追記 ベトナムは、成長性豊かな国で、中国の人件費の高騰により、日本企業のベトナム・シフトが急ピッチで進んでいますが、さらに、次のミャンマーにむけて、生産シフトが先行しています。 
同時に中国には、ツカキ・タムラの販売網の開拓をさらに進めていきたく思います。
我々のビジネスの基本は、日本から東アジアへの「生産と販売」の両輪のシフトは必要不可欠ですね。