喜左衛門ブログ:President Blog

喜左衛門ブログ:President Blog

2013年6月10日 (月)

台湾で勉強してきました!

LINEで送る

6月7(金)~9(日)日に台湾の中部の台中市に行ってきました。
同志社大学と台中の東海大学(1957年創立。台湾で初めての私立総合大学)が協力して、日中の「事業承継のフォーラム」が開催されました。

 

台湾の企業訪問に行きました。 益張集団です。
kb0610_1.jpg

董事長(会長)の陳新約さんの挨拶
kb0610_2.jpg
家具の大手メーカーで、ホームセンターやニッセンなどへ販売しています。
日本向け15%、アメリカ、ヨーロッパが中心です。

 

スローガン トヨタの看板方式で、企業の改善を追及しています
kb0610_3.jpg

 

オーナー夫妻と小生  真ん中の夫人・黄秀英さんは執行長(社長)です。
kb0610_4.jpg

 

懇親会が、みんなの宿泊する福華大酒店でありました。
kb0610_5.jpg
ファーラムの仲間(台湾80人、日本7人)。ともかく仲良く熱気がすごいのです。

 

左から陳教授、竇少杰さん(同志社)、小生
kb0610_6.jpg

 

参加者の皆さん  上は益張のオーナー夫妻、
kb0610_7.jpg

kb0610_8.jpg  

 

東海大学(社会科学学院)の玄関と多くの学舎の一つです。
kb0610_9.jpg
     

kb0610_10.jpg

 

立派なフォーラムのプログラムと内容紹介です。
kb0610_11.jpg

桑木小恵子博士(同志社)の「事業承継とイノベーション」の講義
kb0610_12.jpg

河口充勇准教授(同志社)の話
kb0610_13.jpg  

 

質問がすごいのです。写真下は、聴き入る台湾の受講生(企業人と大学関係者)
kb0610_14.jpg  
       

kb0610_15.jpg

 

三方よし 近江商人の商法
kb0610_16.jpg

 

熱く語る小生
kb0610_17.jpg

 

売り手よし、買い手よし、世間よし のパワーポイント
kb0610_18.jpg

 

老松の太田達社長。太田さんの話、京菓子のエッセンスと、海洋民族によって南方より伝わった神々の世界(祭礼)、食文化、じつに、東アジアを包含する文化論に皆が引き込まれました。

kb0610_19.jpg

 

濱崎加奈子さん(弘道館館長)

kb0610_20.jpg

 

休憩です、 緑いっぱいのキャンパスは素晴らしい環境です。
kb0610_21.jpg
        

kb0610_22.jpg

 

陳教授は、「事業承継と財産伝承」について熱く語られました。
kb0610_23.jpg

 

100年の老舗書店の瑞成書局の許欽福総経理の事業承継論
kb0610_24.jpg
文化事業や自然農園を展開し、企業理念の追及を発表されました。

 

HOPPYの董事長の理念に満ちた講義 
kb0610_25.jpg

kb0610_26.jpg

松下幸之助氏を思い起こさせる・・従業員とその家族への愛、節約など自分への禁欲精神、笑顔が絶えない熱心な話に皆が引き込まれ質疑応答がいっぱいありました・・・

 

質問する呉さん 
kb0610_27.jpg

 

いよいよ懇親会 客家(はっか)料理の大レストラン
日本チームで記念撮影 竇さん、河口先生、桑木先生、太田さん(老松)
kb0610_29.jpg

 

乾杯 小生、濱崎さん、呉さん
kb0610_30.jpg

 

お魚 これが旨い! 白いご飯の上に魚の身を乗せ、汁をたっぷりかけて・・・
kb0610_31.jpg

 

「三代目の商人論」の質問は、ユニークでした(写真下の女性) 

kb0610_32.jpg

 

記念撮影
kb0610_33.jpg
陳教授と肩を組んで・・・ ほんとに盛り上がりました。

 

宴会がすんで新幹線で台中から台北に移動
kb0610_35.jpg
       

kb0610_36.jpg 

 

台北の桃園空港のホテルに着いたら深夜でした。
kb0610_37.jpg

 

感想
① 台湾には、日本の昭和40年代頃の家族愛、会社と従業員の連帯感、人と人の縁を熱く大事に思う心が老若男女に関係なくあり、台湾が中国や新興国との競争に打ち勝つ源泉になっていると感じました。

 

② 台湾には、国民一人一人に世界を見据えた成長志向があり、それが日本をしのぐたくましい国際競争力になっていると思います。

 

③ 台湾は、会社の価値、CSR、事業承継のモデルを日本に求めたように思いましたが、今回は、日本から日本的伝統の有り様、クールジャパンの源泉、日本の継続性(事業、文化)などがアピールされ、小生にとって圧倒的に台湾から得たものが多いように思えました。
本当にありがとうございました。

急に、松下幸之助さんのことを思い出しました。
kb0610_38.jpg

これは、1968年(昭和43年)、ナショナル店会謝恩会で頭を下げる松下幸之助さん  
松下電器の大ピンチの折、得意先にお詫びをし大改革を遂げ、松下はよみがえる・・
この頃の日本の熱気、率直さ、人情の厚さを、今の台湾に感じました。