喜左衛門ブログ:President Blog

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2013年7月29日 (月)

おもてなしの心 九州の温泉 おすすめ名旅館

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7月の連休に九州の温泉に行ってきました。
1日目が、福岡の奥座敷で有名な二日市温泉です。
二日市駅は、太宰府天満宮の駅として有名です。
この温泉地は筑紫野市で、ツカキグループの「ベレッサ」と同じ町です。

二日市温泉の名門 大丸別荘です。
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慶応元年の創業です。(147年目です。)

 

ロビーは、優雅で素敵な空間です。
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社長の山田真さんは、総支配人・料理長を兼任する謙虚で素晴らしい経営者です。
館内の無駄なく行き届いた配慮、料理も華美でなく美味しい逸品の心配り、どれも、苦労人の山田社長の経営哲学を感じます。

 

館内には、先代の社長の彫刻の作品が沢山あります。
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どれもこれも、素晴らし芸術品です。
先代は、本当に芸術を愛し、偉大な彫刻家ですね。

 

大正館、昭和館、などに続く廊下です。心配りが素敵なのです。
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温泉です。玉石が湯船にあり、さすがに1300年を誇る二日市温泉の歴史を感じます。
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広大なお庭は、天皇陛下や皇太子様など、皇室のお手植えの松が沢山あります。
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これも、誇ることなく、懸命に歴史を守ろうという責任感と実践を感じます。 

 

大きなお庭には池があり、筑紫橋があり、蓮が満開でした。
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新幹線に乗って、鹿児島まで行きました、
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鹿児島駅前に「薩摩の19人のスチューデント」のモニュメント
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薩英戦争(1863年)に大敗した薩摩は、国禁を破ってまで、1865年、19人の若手の藩士を英国へ留学生として派遣しました。
尊王攘夷の気風の中、彼らは屈辱の思いで出発をし、1か月間、グラバーの所有する船中で英語を習得した薩摩人の心意気と志にあふれた青春の群像です。

 

維新ふるさと館にて、西郷隆盛と一緒に小生(西郷ドンの軍服姿)。
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鹿児島市加治屋町から、西郷隆盛、大久保利通はじめ明治の元勲が、沢山輩出しました。
明治の日本の国家の骨格は薩摩の志士が作ったといっても過言ではありません。
「薩摩のこころ、志」について、シャワーを浴びるように小生の心が洗われ、鹿児島県の熱い思いに心から共鳴しました。

 

チンチン電車とJR「いぶたま号」(指宿のたまて箱号の略称)
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この「いぶたま号」の宣伝効果は抜群で指宿への観光客が激増したようです。

 

指宿(いぶすき)の白水館の威容
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ラグジュアリーなリゾートホテルで、日本旅館のおもてなしの心にあふれていました。

 

館内には、日本で志高く活躍した人が数多く掲げられています。
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薩摩出身だけでなく、日本の古今東西、偉人が顕彰されています。
薩摩の墨跡、絵画、焼き物など、薩摩の文化を実に熱心に紹介しています。
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薩摩への郷土愛にあふれた館内です。

 

指宿の朝日です。 
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「薩摩伝承館」 これは、圧倒的にすごい私的博物館です。
ホテルの2階からの博物館
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大寺院の伽藍を思わすようなすごい日本建築(博物館)です。

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立派な収蔵品です。
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下竹原家のオーナー親子2代にわたる圧倒される大コレクションです。
ホテル経営に対する情熱、薩摩への沸々たる郷土愛、薩摩焼を中心とした美術品への愛情、どれも超一流で素晴らしいですね。

 

「指宿名物 砂蒸し風呂」
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オッチョコチョイの小生ののんきな風情・・・

後記
薩摩の幻の逸品 森以蔵 
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この焼酎は、下竹原社長さんより頂戴した名酒です。
社長さんの息子さんとのご縁でこの名ホテルを知り、大いに勉強をさせて頂きました。
先祖代々の伝統、格式、美術品、おもてなしの心、どれも、感動の1日でした。