喜左衛門ブログ:President Blog

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2014年9月2日 (火)

熱烈歓迎 「寧波商人 VS 近江商人」  2日目の巻

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8月30日(土)、NPO三方よし研究所、家業長青接班人学院(寧波のビジネス学院)の協力で、日本と中国の企業交流会が開催されました。

会場は、京都・吉田にある重森三玲旧宅の招喜庵(築300年前 ツカキ管理)です。s140902_001.jpg

 

重森三鈴庭園美術館の庭園を、中国語コースと日本語コースで鑑賞

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雨に濡れた庭園はとても美しいですね・・・

 

いよいよ招喜庵にて勉強&交流会のスタートです。

まず、理事長(小生)が日本側より熱烈歓迎の挨拶

そして、中国側より王団長さんよりご挨拶。 緊張の面持ちの中国よりの企業家の方々

 

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竇少杰(トウショウキ)先生より寧波商人(にんぽう 浙江省)の講義です。

 

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華僑の成り立ちと寧波商人の歴史と特色についての話、日中双方ともに興味津々でした。

この地で王陽明が生まれ、寧波商人にも強い影響を与えました。

陽明学は日本の明治維新の勤王志士、佐幕派の人にも決断と行動を迫りましたね。

 

岩根さんから質問です。

 

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中国の食品工場での事件について・・・なかなかデリケートな話題です・・

 

日本側から、「新時代の近江商人」ナカザワの中澤社長の講義です。

 

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日本国内と海外店舗(中国、ベトナム、カンボジア)など、約100店舗展開

中澤NPO副理事長の話は迫力満点で苦労人だけに日中両陣営に共感をもたらしました。

 

熱烈歓迎の垂れ幕と三方よし研究所の旗

 

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日中の参加者の全員で・・

 

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皆さん、いいお顔でした (^o^)丿

 

いよいよ意見交換会

先ずは、河口充勇先生(帝塚山大学)からの趣旨説明

 

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徐社長からのプレゼンテーション

 

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子供用の木製玩具で輸出を展開し、夢を語る

 

申社長のプレゼンテーション

 

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中国の人のテーマは、イノベーション(革新)と成長です。

現状の平均的日本人としては、とても弱い部分です(>_<)

 

高橋卓也先生(滋賀県立大学)の進行で・・・

 

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NPO三方よし研究所からのプレゼン

本郷・㈱本庄社長より(前理事長)

 

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岩根・サンライズ出版㈱社長より

 

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塚田・神領製作所㈱社長より

 

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三方よしの精神を感じ、味わいのある話で感銘が広がりました・・・

 

楊・方太厨具有限公司副社長より質問

 

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交流会は活発な意見がでました。

 

ここで、竹本大亀先生(古代象形絵文字の書家)のスピーチ

 

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古代中国の殷の時代から、皇帝は甲骨文字を亀の甲などに彫り、焼いてヒビにより天の声を聴き、文字により天に祈りをささげた・・

古代象形文字は各地の異なる言葉(北京語、上海語など)を漢字によって、法と政治を統一しました。

中国は漢字文明圏を形成し、日本に大きな文明の光をもたらし感謝の念にたえません。

 

古代象形文字で「友」のいわれの説明

 

 

 

「友」を使って「日中友好」を古代象形文字で表現

 

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聞き入る船戸さんと田中さん(右)

 

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大きな和紙の上に大きな筆で、裂帛の気合いとともに一気に揮毫

 

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芸術は時空を超えて、歴史、成り立ち、文化を融合し日中両国の気持ちが一つなりました。

日中両国が肩を抱き合って拍手が鳴りやみませんでした。

 

乾杯のあと、いよいよ懇親会

徐さん、王さんにはさまれて・・

 

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中国式に苗字は別ですが、仲のいいご夫婦です。

 

両国仲良く入れ乱れて

 

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NOP三方よし研究所のメンバーと

 

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前列の左より岩根、中澤  後列の左より鈴木、小生

 

同郷の郁社長と岳さん

 

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日本の大魔神こと 片桐・桐丸工務店社長

 

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我らがマドンナ 田中えり子さん

 

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お二人ともおきものがよく似合っておられますね(^O^)

 

楊副社長と抱き合い、肩組んで記念撮影

 

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儲英明さん 大阪の日中ビジネス交流会のボスです。

 

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最後に小生(日本)と王団長(中国)のご挨拶

 

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最後は、トウさんの日本式の一本締めでお開きとしました。

中国の人達の専用バスを、手を振ってお見送りをしましたヽ(^o^)丿

また会おうね! 再見!  シーアゲイン!

名残惜しいお別れでした・・・・・

 

 

後記

竹本大亀先生の古代象形文字は素晴らしいアートで、いっぺんに皆の心を一つにしてしましました。   芸術の力は偉大です。

中国から日本へ偉大な文字文明がもたらされ、日本文化の発展に大きな寄与しました。

人類の幸福のためにも日中は仲良くしていきたいものです。

中国人の学ぶ姿勢は実にアグレッシブ(攻勢的)で、その情熱と行動力には圧倒されます。

日本人として、中国人から、成長、イノベーション、グローバル化について、多くを学ばないと、国力の勢いにますます差がつきます。

我々も日本に自己満足せず、謙虚に世界から学び、グローバルに行動力しましょう。