喜左衛門ブログ:President Blog

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2014年12月1日 (月)

紅葉が素晴らしい大山崎山荘

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「モネの睡蓮」を鑑賞しに大山崎山荘を見学してきました。

オシャレなトンネルがあります。
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大山崎山荘に到着しました。
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この山荘は大阪の加賀正太郎が、大正時代に着工~昭和の初めに完成しました。
彼は、資産家(加賀証券)の息子で、一橋大学を卒業後(大正8年ごろ)、ロンドンに渡り帰国後、不動産、貿易商、株式取引で巨額な財をなしました。

趣味のいい玄関です。入口の横に一対の道祖神がありますね・・
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この山荘のすぐ近くにサントリーの山崎蒸留所があります。

加賀正太郎が応援した竹鶴政孝氏(元サントリー工場長)は、ニッカウヰスキーを創立します。(加賀正太郎はニッカの創業大株主)

アサヒビールの創業者の山本為三郎は、日本果汁(ニッカウヰスキー)を応援しますが、縁があって、アサヒビールは、1996年、この大山崎山荘を引き受け美術館として開館しました。

大山崎山荘の本館は、民芸運動の活動家、バーナードリーチ、河井寛次郎、浜田庄司などの作品が展示されています。
これは、ビール王(アサヒ)、ホテル王(リーガロイヤルホテル)といわれた山本為三郎が、民芸運動を応援しそのコレクションです。

新館には加賀正太郎氏が生涯打ち込んだ洋蘭のコレクションの写真が沢山あります。
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大正・昭和の大実業家は、先見性と事業意欲、さらに強大なリベラルアーツ(教養と趣味)の持ち主で、本業と並ぶ強烈な文化性を持っていますね。
上記の偉人はじめ、小林一三(阪急)、松下幸之助(パナソニック)など、素晴らしい人生ですね。

本館のテラスは紅葉の絶景です。
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ここからの
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テラスから三川合流(桂川、宇治川、木津川)の雄大な風景が見えます。

ここは、大山崎山荘の本館から安藤忠雄の設計の「地中館」(地中の宝石箱)への通路です。
ここには、「モネの睡蓮」が展示しています。
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重要文化財のお茶室です。
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庭から大山崎山荘の威容
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日本庭園です。
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庭にはアートが沢山あります。
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「ボールをつかむ鉤爪の上のウサギ」(ブロンズ像)
製作  バリー・フラナガン

大山崎町はハイキングコースとして有名で、ここから天王山に続きます。
天王山・・・秀吉と明智光秀の天下分け目の合戦で有名ですね。
大山崎町は、塚喜商事の東京事業部の江下祥平君のお父さん(江下伝明氏)が、2010-2014年に町長を務めました。

後記
NHKの朝ドラの「マッサン」の登場人物は・・・・
・亀山政春(マッサン)・・・竹鶴政孝(ニッカウヰスキー)
・鴨居欣次郎・・・・・・・鳥居信治郎(サントリー)
・大場良一・・・・・・・・加賀正太郎(大山崎山荘)
なんか、大山崎町も賑やかで華々しくなってきましたね。