喜左衛門ブログ:President Blog

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2015年2月18日 (水)

東京・上野の不忍池・・・旧岩崎邸庭園と東天紅新本店

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東京の上野公園に自然いっぱいの不忍池(しのばずのいけ)があります。

弁天島や蓮池で有名ですね。
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上野公園は西郷隆盛の銅像、博物館、動物園、パンダ、東京芸大・・・交通に要所にある広大な公園。
東京で最も親しまれている場所でしょうね、

この不忍池の正面に有名な東天紅があります。
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現在、東天紅の中は大幅に改装され、ルーキスとして東京での結婚式の人気スポットとなっています。
ツカキグループのマリエクラッセは、ルーキスのウエディング衣裳室としてお世話になっています。

この旧ビルの横に、東天紅・上野新本店が建設中で、開店間近かです。
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目の前の不忍池周辺には、4月は桜、7月はハスの花、11月には紅葉、野鳥と水鳥が群生して、東京の都心では珍しい大自然の光景が広がります。
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東天紅の社長さん、副社長さんより上野新本店の構想のお話をお伺いしました。
東天紅さんは上場会社で、御殿場サファリ、九州動物公園、アブアブ赤札堂など、多彩な事業展開をされています。

東天紅さんのすぐ近隣に都立の旧岩崎邸庭園(重要文化財)があり見学してきました。

実は、ここは結婚の野外撮影の名所でもあるのです。
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三菱財閥の3代目社長の岩崎久彌の本宅として明治29年(1896年)に造られました。
往時は、敷地1万5000坪、建物20棟の広大なものでした。
現在は、3分の1の敷地となり、3棟(洋館、和館、撞球室)が残っています。

洋館の威容です。
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有名なJ.コンドルの設計です。
彼は東大・建築学の初代教授で、門下生には辰野金吾(東京駅設計)など多彩です。
館内はジャコビアン様式になり、室内も金唐革紙でユニークで豪華なしつらえです。
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和館は書院造で、岩崎家の冠婚葬祭が行われた大広間が残っています。
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撞球室(ビリヤード)で、スイスの山小屋風に造られ、社交場として使われたようです。
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広々した庭園ですが、江戸期は高田越後藩の藩邸の庭だったそうで、手水鉢や庭石、そして、芝庭がひろがり、和様折衷の趣ですね。

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巨大な灯篭とマリエクラッセの藤木常務

コロニアル風のベランダの洋館です。
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後ろのビルは東京大学・医学部付属病院の新館です。

後記
東天紅さんの成長戦略を勉強させて頂き、三菱の岩崎家の栄華を感じ、さすがに東京ならではの、実業家の心意気を痛切に感じた1日でした。
日々勉強、日々成長を心に刻みました。