喜左衛門ブログ:President Blog

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2015年4月20日 (月)

安珍清姫・・・・道成寺の伝説を訪ねて

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先週の休日、同窓会のバスツアーで紀州路へ行ってきました。

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観光バスのガイドさんは、3年前の同バスツアー(丹波篠山)でもお世話になりました。
大学の同窓会の京滋支部、先輩、後輩仲間で夫婦同伴が多く、和気あいあいの38名です。
支部長(小生)の挨拶
「御世話役の岡本正晴さん(昭36商卒)、中野眞雅(昭38経卒)さん、下見から本番までご足労、本当にありがとうございます。」


さっそく和歌山の道成寺に到着しました。

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重文の本堂には千手観音(国宝)がおられます。

縁起堂には国宝、重文が沢山あります。

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この道成寺は、701年に文武天皇の勅願により創建された寺院で、お能や歌舞伎、浄瑠璃の演目で超有名な「娘・道成寺」の舞台です。
有名な縁起絵巻の主役・・安珍清姫の像です。この物語は平安時代から京の都で有名でした。
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ご住職の「絵解き説法」を楽しく聴聞しました。
清姫は、ハンサムな若い旅の僧侶の安珍と出会い、一方的に恋をしてしまいます。
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修行中の安珍は清姫にウソを言って逃げるように旅立ち、安珍に恋い焦がれた清姫は必至に追いかける。
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逃げる安珍を追いかけ、遂には清姫は悪霊となり火を噴きながら追いすがる。
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安珍は人違いだと清姫をだまして逃げる・・

清姫の本性の蛇の様相になり追いかける

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とうとう蛇となり果て、川を渡って安珍に迫る。
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道成寺の鐘の中に逃げ込んだ安珍を求めて、蛇となった清姫は鐘をぐるぐる巻きに抱きしめ、火を吐き安珍を焼き殺してしまう・・・

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安珍の亡骸に悲しんだ清姫は、蛇体のまま川に入水して死んでしまいます。
この二人を憐れんだ道成寺の僧侶は、法華経を上げると二人は天人となり成仏しました。


安珍清姫の双樹の安珍塚があります。

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国宝の千手観音像です。
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有名な道成寺の62段の階段の前で・・・弘さん(昭50商卒)とご一緒に
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弘さんのご同伴の奥さんも同期の生活科学部卒業です。

紀州名物クエ鍋の昼食です。
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藤野幹事長(昭51商卒)のご家族です。
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左はご母堂様、真ん中は藤野さん(公認会計士)、右は奥さん

前日に「近江の芭蕉」(サンライズ出版)を発刊した猪飼由利子さん(昭55年文卒)
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いつの間にやら著書のサイン会となりました。

お醤油の発祥の地、湯浅の湯浅醤油さんの工場見学です。
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そういえば、千葉県犬吠埼の銚子市の大手醤油屋さんは、和歌山の湯浅出身なんですね。

醤油の試飲体験です。
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味の違いが判る(@_@;)

和歌山マリーナシティの黒潮市場です。
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賑やかな巨大な魚市場です。

マグロの解体ショーが始まりました。
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レトロな町並み・・
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アホな夫婦です。
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楽しい紀州路のバスツアーでした。
世話役の幹事さん、ありがとうございましたヽ(^。^)ノ

後記
道成寺の絵巻物語は、愛憎の果てに怨霊となった蛇女が、恋しい男を追いかける・・
そんな男になってみたい・・・・・・貴男ではムリ無理!
そんないい男を追いかけてみたい・・貴女の亭主ではムリ無理!
絵解き説法では、男性陣は意気消沈でした。
げに恐ろしきは、女の深か情けか?