喜左衛門ブログ:President Blog

喜左衛門ブログ:President Blog

2015年5月8日 (金)

五個荘の子供祭とアンティークな武者人形展

LINEで送る

4月29日(祝)に仙台から、客人がはるばる近江へやってきました。

五個荘金堂町は、町並み保存地区になっており、重要伝統的建造物群の代表選手はこの外村宇兵衛邸です。(市が一般公開しています)
s150508_01.jpg
この町は、古代条里制の町割り、近江商人の発祥地として有名で近江商人屋敷が並びます。
江戸時代の近江商人の旅姿です。
s150508_02.jpg

外村家の二代目外村宇平兵衛さんの姿で、外宇はこの当主の代で発展しました。
s150508_03.jpg
外村家の家訓です。
s150508_04.jpg
外村繁邸(宇兵衛家の分家)の昔の台所と「妻女の心得」
s150508_05.jpg
s150508_06.jpg

次の屋敷は、中江準五郎邸ですが、昭和の初期から東アジアで「三中井百貨店」として栄えました。
京城(ソウル)の店舗です。
s150508_07.jpg
発展の原動力となった中江4兄弟です。
s150508_08.jpg
三中井百貨店は、この五個荘金堂町に本拠地を構え、満州、朝鮮に二十数店舗の百貨店を構えて繁昌し、昭和16年頃は、三越を抜いて東アジア一番の売上を誇る百貨店となりました。
敗戦で一挙に店舗を失い、消滅の悲哀をなめました。

五個荘金堂町では、丁度、子供祭で、可愛い子供神輿ともに記念撮影です。
今日の客人は、仙台のお取引先の(左から)一色さん、渡部さん、高橋さんです。
s150508_09.jpg
s150508_10.jpg
小さいが本格的な神輿で、小学生は近江商人の旅姿をして在所をねり歩きます。
私も小学校の6年間は毎年、嬉々として担いでいました。

近江商人屋敷でアンティークな武者人形展です。
屋敷の台所の天井に昔の巨大な和紙製の鯉のぼりです。
s150508_11.jpg

牛若丸と弁慶です。
s150508_12.jpg

昔の武者人形は歌舞伎役者か浄瑠璃の人形みたいに表情が豊か・・
s150508_13_2.jpg
s150508_14.jpg
s150508_15.jpg

高橋さんの出陣の出で立ち
s150508_16.jpg

私も鎧兜を着て記念撮影
s150508_17.jpg

町並みを散策
川には大きな鯉が泳いでいます。
s150508_18.jpg
外村与左衛門邸(「外与」非公開)
s150508_19.jpg
巨大寺院、弘誓寺(浄土真宗東本願寺派)の庫裏
s150508_20.jpg

拙宅の台所
s150508_22.jpg
s150508_23.jpg
「おくどさんが懐かしいなあ」・・・の声でした。

創業者(三代目の喜左衛門)の夫婦と家訓
s150508_24.jpg
s150508_25.jpg

車で5分間で安土城跡に行きました。
閉門で残念ながら、大手門の長い階段の前で記念撮影
s150508_26.jpg

拙宅から車で5分間、愛知川の「竹平楼」(たけへいろう)にやってきました。
ここは明治天皇が2度も行幸された由諸ある料理屋さんです。
明治天皇の御座所
s150508_27.jpg
いつでも、再行幸があってもOKの準備万端ぶりですね(@_@;)

りっぱなお庭があります。
s150508_28.jpg

乾杯!
s150508_29.jpg
長い1日、お疲れ様でした。
湖国料理の鯉の飴炊き、鮒ずしの舐(な)めろう、近江牛のしゃぶしゃぶなど、近江尽くしの料理です。

竹平楼には、山岡鉄舟、東郷平八郎ら明治の英傑の書や絵が沢山あります。
渋沢栄一の揮毫です。
s150508_30.jpg
「勤勉に励め」という意だそうです。

楽しい休日の1日でした。
仙台から新幹線とJRで5時間余り、ご遠路、ようこそお越し頂き有難うございました。

後記
五個荘の武者人形展は、近江商人屋敷で、5月31日まで開催中です。(祭日以外の月曜日は休館)
入館料は3館で600円。(午前9時30分~午後4時30分まで)
3月のお雛祭は有名ですが、男子の節句は跡取り息子に期待したのか力が入っていますね。
拙宅は非公開ですが、事前にご連絡いただければ、家内と一緒にお待ちしてま~すヽ(^o^)丿
メールアドレス kizaemon@tsukaki.com