喜左衛門ブログ:President Blog

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2015年9月15日 (火)

芸術の秋・・・畠中光亨画伯と秋の夜長をともに・・・

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神秘的なインドの女性とその背景のラピスラズリの深いブルーが印象的ですね。

畠中光亨画伯の作品です。
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実は、この絵はツカキスクエアの玄関ホールに展示しています。
この絵の横にツカキスクエアのシンボル、上田順平さんの埴輪のワンコがおります。
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畠中光亨画伯は大変、人気のある日本画家なのです。

 

秋の夜長にお食事をご一緒にということで、お忙しい先生の時間を頂戴しました。
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画伯は、奈良のお寺の長男として生まれ、家庭内のいろいろな出来事があり、美術学校をめざし浪人をされたそうです。
その折、父君より「ワシは、おまえが総理大臣になるより、ただの坊主になってくれる方が尊いと思う」といわれ、画伯は大谷大学に進学を決心したそうです。

 

その後、先生は大谷大学、京都市立芸術大学で苦学され、絵画の勉強をされました。
インドに長く滞在され、インドの風俗や仏伝(ブッダの伝記や思想)をはじめ、仏教をテーマに作品が多いようです。

 

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奈良の興福寺の中核として2018年に中金堂が建設・完成の予定です。
畠中光亨画伯は、興福寺の法相宗の祖師像を。中金堂内に描かれ、今、懸命にお取組み中です。
酔っぱらって、肩を組んでご機嫌の畠中先生・・
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話がとても盛り上がりました。

 

話は、絵画から、先生のインドの様子、染織品のコレクションの話、奈良の興福寺の法相宗、京都の清水寺から本願寺さんの話まで及びました。
小生も田舎の五個荘の寺の檀家総代(浄土真宗)をしており、先生とは意気投合をしました。
先生の博識と仏教への深い帰依、芸術への深い愛情と絵へのたぎる情熱を感じました。
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秋の夜長の話は尽きませんでした・・・

後記
畠中先生とは同じ宗門(浄土真宗東本願寺)で、先生の心の内が少し判った気がしました。
絵を描かれることで仏教への心を深め、人生の本質と生き方を模索しておられる様子が、ありありと伝わってきました。
人生の勉強をさせて頂きました。
ありがとうございました。