喜左衛門ブログ:President Blog

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2016年3月7日 (月)

きもの東京企画展、新風が吹く!!

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先週、東京の台東区で「きもの企画展」を東日本の呉服屋さん向けに開催しました。
初の3月展でプレ150周年の打出しです。

弊社のオリジナル三大企画です。

◆「西陣織美術工芸あさぎ」     
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純金製の打掛け(尾形光琳の紅白梅図:国宝)、葛飾北斎の赤富士(浮世絵)、ゴッホのひまわり・・・正倉院、琳派など各年代の日本美術に焦点を当て織物で表現しました。 ヨーロッパの印象派は光の陰影を油絵の具の立体感で表現しますが、「西陣織あさぎ」は経糸・横糸を多重に駆使し1800口ジャガードの精密織で油絵をしのぐ表現力で迫ります。    
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左は伊藤若冲をモチーフにした「西陣織あさぎ」と「デコ菅井」のコラボの作品。
クリムトの「接吻」の袋帯、モネの睡蓮の袋帯(額装しています)です。

「お座敷の美術品」を、「西陣織美術工芸あさぎ」は作りました。     
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味わい深い作品で、きもの・帯以外からも和の文化を作ります。

◆ユネスコ世界遺産シリーズ・・「グランドキャニオン」(左)の訪問着です。    
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「知床の流氷」の訪問着は人気の図案で10点も販売できました。
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ユネスコ作家、白川丈山先生の近影です。    

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塚喜商事(ユネスコ会員)は白川丈山先生をバックアップし、世界遺産の光景をテーマにユニークな作品のクリエーションをしています。
披露宴とか発表会にお召の方に大好評です(^O^)

◆女性週刊誌でお馴染みの「草木染の坪倉優介」のアトリエ風景です    
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坪倉先生は、大阪芸大の学生の頃(18歳)、バイク事故ですべての記憶を失いました。
その後、ヨーロッパや世界を漫遊して、やがて草木染に打ち込みます。
「徹子の部屋」では純真に草木染に命を懸ける若者として人気者となりました。

大賀一郎先生(明治16年-昭和40年)が古代(2千年前)のハスの実を発芽させ、「大賀ハス」として一躍有名になりましたが、この大賀ハスの実から草木染として色無地きものを作りました。    
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この味わい深いハスの黄色いきものと会うために、1か月間、呉服屋さんに通った若い女性は遂に意を決して買われ、それ以来、和の文化に傾倒されたそうです。 彼の人生の語りから多くのファンが生まれ、和の文化を愛する人が増えています。

◆多くの作家さん、販売新企画のご商談が弾みました。
「振袖NEXT」企画は成人式で振袖を購入のお客様にお奨めする商品提案は好評でした。
「休眠客・新規開拓催事」は相変わらず真剣な商談をして頂きました。
ご来場客様、ご協力いただきました関係各位に感謝申し上げます。

後記 
これは、京都の海外観光客向けの英字新聞(タブロイド版32頁)「ENJOY KYOTO」 (今月配布)    
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この新聞は丹念な取材、レベルの高い紙面作りで注目の英字紙です。

デコ菅井先生が大きく取り上げられました。 「西陣織美術工芸あさぎ」とデコ菅井先生のコラボの作品です。    
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デコ菅井先生への取材です。    
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デコ菅井先生が制作した新しいスタイルのきものです。    
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きもの、和の伝統技術はどんどん進化しています。 きものの未来は明るい\(^O^)/