喜左衛門ブログ:President Blog

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2016年10月24日 (月)

友あり、遠方より来る、また楽しからずや

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中国の「泰山」といえば、日本の富士山と同じ世界文化遺産です。

ここは道教、仏教、儒教にとって、シンボルような中国の中心です。
「五岳独尊」、中国の有名な五つの霊峰の第一のお山、これが泰山です。
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泰山といえば、孔子、つまり、論語の故郷です。
栄光ある「泰山管理学院」(ビジネス・スクール)のご一行20名が弊社にやってきました。
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いよいよNPO三方よし研究所の出前講座です。
中国の洛陽(河南省)の白馬寺にてサンスクリット語(インド)から漢字(中国)へ翻訳された仏教経典が、550年後に日本に伝わりました。
漢字が仏教、律令、色々な文明を伝え、やがて、平安時代になり独特の日本文化が発展しました。
今日の通訳の相棒は、女性は邱さんです。
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さすが泰山の方々、すぐに熱いディスカッションになりました。

当社の家訓「積善の家に必ず余慶あり」(善い行いを積むと必ず子孫に慶び事がある)
つまり、世間よしを実行する店は、永続発展します・・・の意で近江商人の真髄です。
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実は、この漢字で書かれた家訓の出典は、論語の易経の中の一節です。
だから、泰山の彼らにとって、実になじみ深い文言なのです。

中国の人達に、自分の信念、座右の銘、家訓を発表してもらいました。
泰山の人たちの人生経験に満ちた相互の発表で、実に有意義な意見交流でした。
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「三代の図」の掛け軸の説明
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絵の家訓で解釈自由ですから、中国の人に自分の自由な意見を発表してもらいました。
自分の人生経験によって、解釈が異なる興味深い発表会となりました。
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多くの方とご一緒に掛け軸の前で記念撮影をしました。
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フォン院長が小生へ論語をプレゼントです。
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立派な木箱に入っています。
箱の中身は泰山の偉大な孔子の肖像と竹簡(竹の短冊を編んだ巻物)の論語でした。
泰山よりの客人に頂いた贈り物は格別の価値があります。
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共に学び、素敵な3時間でした。

友あり、遠方より来る、また楽しからずや(論語の一節)