喜左衛門ブログ:President Blog

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2018年5月2日 (水)

早朝から三兄弟の勉強会

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塚本家には、代々、幼い時から兄弟そろっての勉強会があります。
小生は小学校まで近江の五個荘で田舎っ子として育ちました。(左は小生、右は一番下の姉)

姉三人と末っ子長男(私)でしたが、父は小学校の時からひ弱い一人息子の将来を案じ、京都の店(呉服卸)に連れて行って商売に馴染ませました。
中学校になると、小生は五個荘の本宅の祖父母・母親の手元から離れ、父親がいる京都の店に子供も一緒に住み込みました。
その当時、父は全国に呉服卸の支店を作ることに情熱を傾け、私も子供ながらにわけのわからぬまま父と一緒に八王子支店や札幌支店などに行きました。
「商人の英才教育(?)のはずだが現状は大したことがないな!!」とのご感想通りでございます・・・<(_ _)>

さて、私には息子は三人いまして・・家内の大手柄(^O^)・・、やはり小学校の時から「近江商人ファミリー合宿」をして鍛えました。
たとえば、物を買う時の値切り方の特訓とか・・(笑)・・でも恥ずかしながらホンマなんです・・

本日の三兄弟の会議のテーマは、「自己理解~自分を二面性から見て~」
トップバッターは三男の喜三郎です。(右はし、メガネ)

通常の行動と、プレッシャー時の行動との違いについて自己分析をしました。
自分の役割が明確な仕事を好みとし、人の喜ぶことをすことに生きがいを感じるそうです。
平生から成果と同じくらいに、自分の好みやプロセスにこだわってしまう傾向があるそうです。
また、プレッシャー状態では口数が少なくなり(自分の意見を抑える)、衝突を回避するために妥協することがあるそうです。
結婚してからは妻の感化でずいぶん緩和されたようですが・・・
よい嫁さんでよかったね。\(^^)/

次は、大二郎です。(左)

強みは経験豊富、関係性を大事する、「買い手よし」でお客様に尽くすこと
好きな人は、前向き、協調的、三方よしの人
きらいなことは、後ろ向き、攻撃的、一方よしの振る舞い
でもストレス状態に陥ると、後ろ向き、一方よしの面が出てきて、攻撃的な傾向があるようです。
自己分析がよくできていると思いつつ、怖いですね。(-_-)
喜三郎と双子なだけに似たとこがありますね。
こんな行動に赤信号がともってきたら、注意をしてやってくださいね。

トリは長男の喜世志です。

喜世志は中高一貫の男子校の寮生活で鍛えられ、好き嫌いやストレス時の行動の凹凸は少なく、誰とでもすぐに打ち解けて相手の胸に飛び込む度胸の良さがあります。
議論になると、カンだけに頼ったキメの荒い発言になり、相手のウィークポイントを突く議論になりがちだとの指摘を受けました。(@_@)
「業が深い」・・分かっちゃいるけど同じ誤りを繰り返す、悪いことと思いつつ利得のためにやっちゃう、ついには誤りを注意されると尻をまくって強弁する・・「人間の“業”の深さ」が話題になりました。

息子たちの祖先(私)としての意見です。

人間の性格は簡単に変わるものではありません。
でも、「自分の長所・短所」、「様々な状況下での自分の行動のパターン」を知ることは近江商人として重要なことです。
例えば、自分が弱点を責められてカッカしているとき、「オイオイお前(自分のこと)、いつもの癖がでてカッカしているぞ、カッ悪い!!」と自分自身に言い聞かせます。
すると、いつの間にか自分の行動が変わってきて、やがて陥りやすい自分の醜態から立ち直っていきます。
「自己理解」、そして、「行動の修正」となり、やがて「人柄」も変わっていきます。
近江商人の人生にとって、「自己成長」はもっとも重要なテーマですね。

家内に言わせると、我が家の中で一番のワルは大事な庭を荒らすベスで、次に私の性格が悪いのだそうです。
女房は、なんでも真実を知っていますから・・・<(_ _)>

 

後記

70年前の骨とう品の五月人形(私の誕生に母の里から頂いたもの)の組み立てを、
9歳の孫は徐々にできるようになりました。
孫は戦国武将に凝っており、ヒーローは伊達正宗です。(^O^)
二人の孫兄弟と節句の記念撮影です。

やはり、孫は可愛いものですね(^^♪