喜左衛門ブログ:President Blog

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2018年5月14日 (月)

友、遠方より来る!!

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先週、中国の寧波(ニンポー、浙江省)より茅(ボー)ご夫妻が来日されました。
茅さんは、中国で厨房(キッチン)機器の最大手のメーカーである方太(ホータイ)集団を経営されています。
茅さんとは、非常に縁が深く、6年前に五個荘に来られ、4年前に寧波商人ご一行30人と共に来日されNPO三方よし研究所のメンバーと交流会をして盛り上がりました。
今年の1月はその返礼に、NPO三方よし研究所のメンバー8人とともに寧波を3泊4日で訪問しました。
正に、「友、遠方より来る、楽しからずや」・・・ということで、大歓待をして頂きました。

今回は先週、茅ご夫妻とトウ先生が来社され、旧交を温め懇親を深めました。
翌日の水曜日に同志社大学の良心館で、茅社長の講演会がありました。

歓迎の挨拶をする生田社長

NPO三方よし研究所の塚本理事長(小生)の挨拶

800年前、道元禅師(日本の曹洞宗の始祖)が中国の寧波の天竜禅師で修行され、日本に帰国後、永平寺(曹洞宗本山、福井県)を開かれました。
本年1月にNPOのメンバーと一緒に寧波を訪問した時、その天竜禅寺を参詣し、道元禅師の肖像画を拝観しました。
道元禅寺の永平寺の格天井図を、弊社の「西陣織美術工芸あさぎ」が丸帯として織り上げました。

左から茅夫人、茅社長、小生、家内
この西陣織を長い歴史のある「日中友好の証」として、茅ご夫妻に進呈しました。

会場から大きな拍手を頂戴しました。
聴衆は50人ほどで、日本人と中国人が半分づつの国際的な講演会になりました。

 

いよいよ茅忠群社長の講演会です。

テーマは、方太グループの経営の儒教の精神を活かそうです。

中国の経営者は「アメリカ式の競争の原理」の信奉者が多いですね。
茅社長は、日本の経営とりわけ「三方よし」経営(売り手よし、買い手よし、世間よし)の根底にある仏教、儒教の精神に共感されました。
そこで、中国の古典・儒教精神(仁愛)に立ち返り、方太グループを20年間で従業員1万6千人もいる大企業に育てられました。

 

方太文化の核心理念(ビジョン、価値観、使命)

FOTILE方太のキッチン製品

4つの実践体系

顧客が安心、従業員が成長、経営が持続可能、社会がうるおう

熱心に聞き入る聴衆

中国でキッチンの煙がガンの原因になると報道された・・・

そこで、「顧客安心」のため仁愛の精神で新製品を開発し、煙を大部分吸収できるシステムを開発し大ヒットとなりました。

次に野菜の残留農薬が問題となり、洗浄できる器具を発売しこれも大好評でした。

5つの実践事項

・1つの志を立てる
・1冊の経典(儒教)を読む
・1つ誤りを改める
・1回の親孝行をする
・1日、1つの善いことをする

 

茅社長を中心に中国企業家のメンバーと一緒に

NPO三方よし研究所のメンバーと一緒に

左から、平田さん、中澤副理事長、茅社長、中嶋さん、塚本理事長、田中さん、家内
とても有意義な講演会で多くの感動を生みました。

 

◆同志社大学の寒梅館7階のレストランで交流会

茅社長の挨拶、トウ先生の通訳で・・

中国人、日本人が半分づつ入り混じり国際的なパーティーとなりました。

茅社長と乾杯、嬉しいですねヽ(^o^)丿

左から、茅社長夫人、私共夫婦

左から、儲さん、茅社長、小生

大いに盛り上がったひとときでした。