喜左衛門ブログ:President Blog

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2019年4月23日 (火)

友、遠方(韓国)より来る、亦、楽しからずや

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近江の拙宅に韓国から李さんと金さんが来訪されました。
李さんは2回目、金さんは初対面ですがフェイスブックでつながっています。
五個荘金堂町(東近江市)の拙宅でご両人をお待ちしていました。

左から金さん、そして李さんです。

ご両人は、午前中は滋賀大学、あと、拙宅、明日はサンライズ出版の岩根順子社長(NPO三方よし研究所)をご訪問です。
近江商人の研究に来られました。

「韓国の成長動力」について熱く語られました。

同伴成長委員会の方です。(意味は、共に成長を・・・)
韓国は10%の人達が43%を持っている格差社会です。

そこで、みんなが一緒に成長をして共に成果を分け合っていい社会を創ろうというスローガンです。

韓国は10大財閥(サムソン、現代自動車など)がGNPの44%を牛耳っています。
大・中小企業・農漁業協力財団の応援に頑張っておられます。
各施策の結果測定法や、小企業の業種分野を指定し大企業の参入を阻止したり、科学的な対応に感嘆しました。
・大企業と中小企業の賃金格差の解消運動。(大企業の圧迫から中小企業の保護)
・中小企業に革新的な技術、新製品を開発を助成。
・協力ネットワークを強化。
熱い議論が続きました。
三方よし理念は、正しく韓国の同伴成長の考えと合致します。

近江商人の家訓や早寝早起きなどの生活習慣の話になりました。
頭上の扁額は「積善の家に必ず余慶あり」(善い行いを積む家には、子孫に慶び事がある)

この言葉は論語(易経)の一節で、韓国も漢字・儒教の国ですから深く理解されました。

近江商人は早寝早起きをしておくどさんの焚き木をしてご飯をつくった・・・

庭に出て夕方の風景を楽しまれました。

離れ座敷書院でいっときの余韻のひとときが流れました。
文物を大事にする書院文化は日本・韓国に共通していますね。

ゼンマイ仕掛けのようなシダの若葉が芽吹いています。

梅の古木と古井戸の前で・・・

庭の築山の巨木(貝塚イブキ)の前で・・・

なんとも静かなひとときでした。

五個荘金堂町の唯一の料亭にご案内・・・
友、遠方より来る、亦、楽しからずや・・・・乾杯!(^^)!

竹の皮でできた器に季節の料理が登場

タイや野菜の炊き合わせ・・・


女将さんの料理談義を聞きながら夜が更けました。

記念撮影・・・・

タクシーのJR能登川駅まで一緒に行き、李さんと金さんは彦根に、私は京都へ・・・
固い握手をして再会を誓いました。