喜左衛門ブログ:President Blog

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2019年7月29日 (月)

東京で真夏の勉強会に参加しました。!(^^)!

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先週の土・日曜日、ホテル・ニューオータニ東京にて恒例の
「第22回IFIエグゼクティブセミナー」が開催されました。

初回から毎年、22年間、皆勤で出席しています。
参加メンバーは、百貨店、アパレル大手、専門店大手、商社の経営者です。
お馴染みが多く、互いにやる気満々です。
今年のテーマは、CX(カスタマー・エクスペリエンス)~ファッション産業復活の原点~

まずは、萩平理事長からの挨拶

今年も気合が入っています!(^^)!

花崎名誉学長より挨拶です。

毎年、花崎先生より、ファッション産業へ厳しい叱責が飛びます。

主役・・・一條和夫IFI学長、一橋大学教授(国際企業戦略研究科の科長)

先生はIMD(スイス・ローザンヌにあり、ハーバード大学と双璧)の教授でもあります。

「CEOが傷つきやすい時代・・・」

カリスマ経営者といえども、少しでも間違えるとフラット社会の中で簡単に葬り去られる。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)は経営者のアジェンダ

講義はディスカッションで進行します。

花崎先生と一緒に・・・花崎先生は東京大学を卒業され、国鉄に入社、ルミネを成功させた大立者、実務家であり素晴らしい先生です。

アリババの松浦さん(真ん中)と一緒に。左は畑岡さん、右は大二郎(小生の次男)
畑岡さんは、福井の機屋さんですが世界のスーパーブランドに生地を納入しておられるヒーローです。

アリババの講義は、まるで私がフライパンの上に乗り、下から火で炙(あぶ)られる焦燥感を覚えました。なんとしても、アリババに参入するぞ!!懇親会は実にたのしいひとときでした。

次男の大二郎と朝食をとり、早朝のニューオータニの庭園散歩です。

このひとときだけは、親子でセミナーに参加してホッとして和みの瞬間ですね(^^)

大滝の前で・・・

ニューオータニの創業者の大谷米太郎さん(1881-1968年)の銅像

大谷さんは、戦前は鉄鋼王と呼ばれ、大谷重工業の創始者、ホテルニューオータニの創業者
富山県礪波市に誕生し、ひどい貧乏で相撲取りになったり、酒屋で成功したり、やがて、大谷重工を設立し、東京オリンピックにホテルニューオータニを建設しました。
立志伝中の人で波乱万丈の生涯だった。

一條和夫先生の講義です。
アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスの言葉

「創業日(Day1)の思いを忘れるな」
ツカキのDay1は3回あります。
① 1887年(慶応3年)、3代目喜左衛門の創業の日
・・丁稚奉公の修行先で学んだ呉服卸に全力投球。他の問屋に負けるものか!!
② 1949年(昭和24年)、5代目喜左衛門が戦後の復興をかけて法人再設立
・・社員を食わしていくためなら何でも売るぞ!!ヤミ市もあり現金取引で競争力を見出す
③ 1975年(昭和50年)、6代目喜左衛門は非きもの分野に乗り出す
・・毛皮、宝石、バッグと広げ、ウエディングドレスや婦人下着メーカーへの広げ、きもの分野もM&AやFC化できもの事業環境への適応化を進める。
Day1(創業の日)は、他人と違うこと、新しい分野を目指す・・・今更、人と同じことで競争に勝てるか?
・・・の思いで頑張ります。同質化競争はまるで無益な戦いです。

デザインシンキング

デザインこそパワーの源泉ですね!!
ソニーのGoing Back to Day1(創業日に立ち返れ)で、大復活!(^^)!

ソニーの井深大と盛田昭夫の二人の創業者の魂を思い起こそう!!

後記今回のIFIセミナーは、我々の「Day1(創業の日)」を思い起こしてくれた重要な機会でした。
デジタル社会への顧客目線で即時適応、異質なことへの挑戦、中国マーケットに適応できるか、
今後の社運を掛けて頑張りましょう。
参加者、健闘を誓い来年の再会を約束して別れました!(^^)!