喜左衛門ブログ:President Blog

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2020年1月16日 (木)

華やかな「加賀友禅の女流作家受賞者」の新年会

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昨年7月、金沢市で「加賀友禅選抜女流作家・新作競技会」が開催されました。
主催は京都和装㈱で、第37回目となる伝統のデザイン競技会です。
初春に京都西陣の料亭「萬重」にて、お祝いの会が催されました。

まず、京都和装の塚本喜左衛門社長よりお祝いと御礼の挨拶、
乾杯は形部社長様(さが美)のご発声で和やかに開宴です。

加賀を代表する友禅作家の中町博志先生(競技会の審査委員長)の激励の言葉

最優秀賞に輝いた瀬端由美子先生、受賞作品は「通り風」というタイトルで、
風が木々の間を通り抜けるさわやかさを描かれました。

優秀賞に輝いた一川忍先生、明るいお人柄ですねぇ

矢花博呂実先生は受賞の常連です。

先生方はご自身で描かれた加賀友禅の訪問着をお召しです。
川幡先生のスピーチ

内嶋さつき先生

小林喜代美先生は、自由な加賀友禅の部門「新風シンフォニー」に挑戦され受賞


福引大会があり、塚喜商事からの豪華景品で先生方はニコニコでした!(^^)!

 

さて、場所を四条烏丸へ移動して、「西陣織あさぎ美術館」へ・・・
加賀友禅の作家さんは、師匠に師事して加賀友禅の染めの技術を学び、
花鳥風月の写生に励み一心不乱に創作活動を続けておられます。
一方、西陣織は、企画(あさぎ)、骨絵師(“本歌=原画”を、長さ4.4メーターの縦長の帯に合わせてデザインする)、
紋図制作から、機ごしらえ、製織にいたる長い工程をチームプレイで制作をします。
衣匠創作力と時間、資金がベラボウにかかる仕事です。

きものの相棒として織り物(帯)を見てこられた染の加賀友禅(染)の作家の先生方は、
絢爛たる西陣の豊潤な文芸と工芸の世界を堪能されました。
ご満悦の瀬端先生

仲良く小林先生と川幡先生

ご機嫌の一川先生

やる気に燃える内嶋先生

深く感じられた矢花先生

このルームはパワースポットで、不思議に明るく笑顔になりますね(^_-)-☆
中町博志先生はじめ加賀友禅女流作家先生がた・・

京都西陣の一流料亭“萬重“のご馳走とくつろぎ、西陣織あさぎ美術館では、”染vs織”
の対決のような構図となり、真剣にご覧になりました。
今年の加賀友禅女流作家の京都新年会は非常に意義深いものとなりました。
染も織も、命を懸けて作品の制作に頑張りましょう!!
ご遠路、誠にありがとうございました。