第29回Ｅコマース研究会、ＺＯＯＭ開催

先週、ＺＯＯＭにてツカキグループ役員会を開催しました。

会場は、京都本社（上記）、東京事業所、京朋の3か所をつなぐＺＯＯＭ会議です。

まずは、情報交換会・・・お得意先様の状況、同業他社の情報、
「コロナで中止」とい話題が続く中、我々はいかに得意先に貢献できるか真剣な討議が続きました。
役員会のテーマは、昨年8月～本年4月（第3四半期）の反省と、これからの第4四半期（５～7月）の見通しです。
3月の売上前年比は8掛け、4月は6掛け、5月の見込みは・・・得意先（専門店、百貨店）の多くは休業中で、当社も時短とシフト休業。非常に厳しい状況です。

左から、高松専務と塚本大二郎専務・・・マスク仮面では誰だかよく判りません。

タムラ㈱の大辻部長と吉田次長

5月見込みとアフターコロナ（6月以降）の得意先の動向は非常に注目です。
前代未聞の世界経済マヒで、大変な事態が進行中です。
午後から、Ｎ大手証券のアナリストのテレワークによる1時間の勉強会でした。

役員会と同時開催は、「Ｅコマース研究会」、もう10年間ほど続いている勉強会です。
午前中は、彼ら10チームはそれぞれの現場の課題をミーティングで健闘しました。
午後3時から、役員に対してＺＯＯＭで、成果のプレゼンテーションが始まります。

◆まずは、きもの着付け教室のついて
３密（密接、密室、密集）に該当する「きもの着付け教室」は休校中
オンライン双方向授業への切り替え

ＺＯＯＭで生徒さんたちに「オンライン着物ランチ会」、「オンラインお茶会」にトライ

これは結構盛り上がりました。

ＺＯＯＭで質問が飛び交い熱心な議論です。

◆きものの卸営業の金澤君からの発表です。
コロナウイルスで多くの店が休業で、夏物きものの仕入れは皆ストップ

その中で、安心安全は第1、つぎのお客様の情報取集（ＷＩＴＨコロナでの商売の在り方は？）、適応力（オンラインで礼装商品の下見を促す）

ラインとインスタグラムとＺＯＯＭの使い分け

長期化するコロナ対策のまとめ・・・これは実に秀逸な結論です。その通り!(^^)!

拍手、万雷でした！！

◆七五三のフォトスタジオの現場から・・・

フォトベース撮影会の反省

スタジオは卒業袴が飛び、七五三の商戦がいよいよ始まります。
コロナの影響をいかに汲み取るか・・・

◆マリエクラッセ（ウエディングドレスの衣裳室）から古曳君から・・・
5～６月のウエディングの予約は、7－8割のカップルは延期されました。
したがって、挙式率は５～６％位でウエディング業界は大打撃です。
７～８月も非常に不安視されており、感染さえ収まれば9月から挙式は徐々に戻りそうです。
新しいウエディングのビジネスモデルへの試行

議論が白熱しました。

◆宅配きものレンタル分野から・・・

やはり、冠婚葬祭とりわけ結婚式の来賓需要（訪問着）と両親需要（黒留袖、礼服）が主力マーケットですから、マリエクラッセのリアル店舗（ホテル内）と同じ傾向です。

◆京朋（きものメーカー）から、
鳴滝クリエーティブセンター（京友禅工場）の生かし方

リモートオンラインファクトリー構想

特別なお客様に向けて工場内の特別サロン、工場と小売店をオンラインでつなぐ（作り手が見える）、作家さんをＳＮＳで広げ認知度を上げる
（京朋は問屋さんを通じて全国の呉服店様へ、商品を提供しプロモートしています）
世界が注目の「墨流し染」です。

その現実性と可能性をめぐり熱く議論です。

京朋のスマートさんと近未来志向はおおいに興味を集めました。

◆西陣織あさぎ美術館の動画について

美術館は1か月間、不要不急の典型のように言われて休業状態でした。
そこで動画を社内で制作し、ユーチューブで配信を始めました。

美術館スタッフがストーリーを考え、ナレーションはスタッフが交代で、撮影は営業推進部のスタッフ（すべて女性）がやり遂げました。

只今、4作目と制作中です。
（①美術館について、②西陣織美術工芸あさぎのメーカーとしての特徴、③西陣織の「浮世絵の世界」葛飾北斎の魅力、次は④広重の東海道53次）
みなＺＯＯＭで熱心に聴いています。

◆タムラ（補正下着メーカー）から
タムラの補正下着もコロナの大被害者で厳しい状況です。

中国のアリババに進出しようという方針です。

日本と中国のマーケットの違い

ＺＯＯＭの主会場は京都本社、そして東京事業部、さらに京朋の会場に分散して実施。
実り多い発表でした。

いつもなら、Ｅコマース研究会恒例のノミニケーションで打ち上げで盛り上がりますが・・・
ＺＯＯＭ宴会のアイデアもありましたが、社内でビールや水割りを飲むのも遠慮して、コロナ開放ののちにということとなりました・・・
頑張りましょう!(^^)!