喜左衛門ブログ:President Blog

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2020年9月28日 (月)

屋久島でカヤックに初挑戦しました!!

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屋久島の朝日は感動的です。(先週の屋久島のブログの続きです)

東シナ海の大海原、ヤシの木の間からデッカイ太陽がドドッと昇ってくるのです。
屋久島のホテルはバリ島のリゾートみたいですね。
(バリ島には行ったことありませんが・・・・)




ハイビスカスが咲き誇っています。

屋久島の最大の河川である安房川でカヤックに初トライです。
水が満々としていますが、干潮時は真水、満潮時は海水が混じってきます。

小生は、カヤック初挑戦です。

家内のカヤック(一人乗り)が先に出発します。

河口からドンドン上流へ向かって漕いでいきます。

下流から上流へのちょっとしたコツが要ります。
大きな川幅の真ん中の流れは早く、川の両端の流れは緩やかです、
滝が流れ込んでくると川の流れは大きく渦を巻きます。

岸辺の木々では猿が実を食べています。

「可愛いなぁ」と子猿に近づくと木の上から何かボタボタと落ちてきます。
猿のウンコとオシッコです。
敵もサルものであります。”(-“”-)”
3時間、パドル(オールのこと)と格闘しながらカヤックで悪戦苦闘しました。
パドル(両端が丸いウチワのような水かきがあるオール)の片一方が上にあがると水がしたたってきてズボンが濡れ、カヤックのサドル(いす)はビチョビチョでおしっこをたれたようにお尻が濡れるのです。
我ながらかっこ悪い姿でありました(*_*)

屋久島は1400万年前にできた新しい花崗岩の島ですがつい最近、大きな事件がありました。
7300年前に屋久島の北40キロの海底で、鬼界カルデラと呼ばれる海底火山があり、大噴火を起こしたのです。
大噴火の際に海面を四方へ飛散した火砕流は、鹿児島、種子島、屋久島を覆いつくしました。
屋久島の最高峰、宮之浦岳(標高2000メーター)の頂上まで達し、厚さ数十センチから2mの厚さで堆積しました。
これにより、この地域の人類、動植物は一旦絶滅しました。

岩場は鬼の洗濯場のような岩盤(枕状溶岩)が続きます。

漁船の上で


屋久島の大自然は複雑怪奇なのであります。

屋久杉自然館を訪問しました。
ここは、人類と大自然の葛藤の物語です。
江戸時代、島津藩により屋久杉が伐採され、平板(瓦の代用品)にして搬出され、屋久杉の巨大な切り株が放置されました。
昭和28年頃から昭和58年まで、屋久島の営林署は多くの屋久杉を伐採しました。
屋久杉ブームで、高価に売れるので、屋久杉は貴重な資源としてトロッコに巨木を載せて安房川の港まで運びました。
これはトロッコを山の上に牽引した気動車です。

かくして屋久杉は数奇な運命をたどりますが、伐採により密生した森に太陽光が差し込み、自然の劇的な更新(自然に復元)が行われ、倒木と切り株は屋久島独特の景色を生み出し、大自然と人間の歴史が重なり合う景観となり、それを大量の雨水と太陽が苔むした森へ作り出しました。

屋久杉を彫った七福神です。

ホテルの夕食です。
本坊酒造のイモ焼酎のロックを薩摩切子で・・・

ウニの逸品

ホテルの料理人の名人、林シェフのチームが作りだす逸品は芸術的でした。

夜は更けて・・・

翌日は屋久島を出発です。

屋久島空港からボンバルディア製のプロペラ機で伊丹へ

屋久島の大自然の名ガイド、菊地さんにはお世話になり有難うございました。
このシルバーウィークを屋久島ですごし、夫婦でリフレッシュと体力増強の旅でした。
皆さまも是非、屋久島を訪れてください!(^^)!