喜左衛門ブログ:President Blog

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2020年11月12日 (木)

日本橋倶楽部、創立130周年記念式典

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東京に日本を代表する三つの社交倶楽部があります。
・「交詢社」(明治13年創立、福沢諭吉が設立、銀座の交詢通りの交詢ビルにある)
・「東京倶楽部」(明治17年創立、鹿鳴館の流れを汲む)
・「日本橋倶楽部」(明治23年創立、日本橋の老舗が中心メンバー)
小生は2年前に、吉武さんの紹介で日本橋倶楽部に入会させて頂きました。

入会にあたり紹介者2名、口頭試問があり大変でした。

先週、日本橋倶楽部の創立130周年式典が東京会館でありました。

日本橋倶楽部は三越日本橋本店の真ん前にある「コレド室町3」の5階にあります。

倶楽部の食堂は、東京会館が食事の提供をしています。
300名位の会員を集めて日本橋倶楽部の創立130周年の式典です。

会場はソーシャルディスタンスをたっぷりとっての座席配置です。
理事長は清水建設の清水満昭さん(創業家6代目当主)よりご挨拶です。

衆院議員、小池知事、山本中央区区長(老舗の山本海苔店のご兄弟)のメッセージがありました。

会員のお嬢さん(東京芸大卒)の紹介でハーブとフルートの演奏がありました。

演奏のスタートは滝廉太郎の「花」(春のうららの隅田川~♪)の演奏
フルートを尺八、ハープをお琴に見立てて実にお江戸情緒たっぷりです。

ビゼー作曲のカルメンやお馴染みの曲目で、コロナの時節柄、心にしみる演奏でした。

専務理事から本日のイベントの苦労話と記念品の説明です。
コロナ禍で、東京会館自慢の料理が出せなかったことが痛恨の極み・・・
130周年の式典の思いのたけを熱く語られました。
記念品についての解説です。
倶楽部のバッチ造りの苦労話

お土産は、会員の老舗の品の詰め合わせで大汗をかいた話。
榮太樓あめ(細辻さん)、とらや(黒川さん)、山本海苔店(山本さん)

カン、箱の詰め合わせでサイズが合わず、とらやは予算が合わず、この詰め合わせは苦労の結晶だそうです。会場は大笑い!!
話のオチは、「松竹梅」だそうです。
榮太楼あめ=松の商標、とらや=竹の皮、山本海苔店=梅がトレードマーク
苦肉の策に、拍手喝采でした!(^^)!

締めの挨拶は、山本徳次郎副理事長(山本海苔店の社長)

洒脱な挨拶で和気あいあいのお開きでした。

後日談ですが・・・この式典の翌日に「事業承継学会」がZOOMであり、山本海苔店の長男の山本貴大(たかひろ、37歳)専務が講師で登場しました。
私は、山本さんへZOOM越しに質問してすぐに仲良くなり、その日の夜にフェイスブックで友達になりました(^_-)-☆

日本橋倶楽部の記念誌によると・・・
関東大震災前の日本橋区浜町の時代の建物

震災後の仮建築

第2次世界大戦の戦災までの建物

戦後の日本橋倶楽部会館

現在は、三越日本橋本店の前にある「コレド室町3」の5階にあり区分所有をしています。
弊社の東京のビルは日本橋浜町にあり日本橋倶楽部の発祥の地のすぐ近くです。
また、日本橋界隈は、近江商人の成功者が多く、高島屋、西川甚五郎(布団の西川)など多くの先人が日本橋で活躍しています。
現在は、弊社は三越日本橋本店様できもの売り場、毛皮サロンで大変お世話になっています。
非常にゆかりのある日本橋であります。

 

後記
★パレスホテルのオーナーさんである小林会長さんに交詢社のレストランへ夕食に連れて行って頂きました。
英国のチューダー様式で素晴らしい建物でした。
交詢社さんは、会員2000名を超え、創立者が福沢諭吉さんだけあって慶応大学の人が多いようです。
★吉武さんに「アークヒルズクラブ」に連れて行って頂きました。
アークヒルズの最上階に倶楽部はあり、場所柄、大使館や政治家、実業家が多く、いまをときめく実業家が名を連ねています。
創立者は勿論、森ビルさんですが、若手の社交クラブも作ろうといので「六本木ヒルズクラブ」を新設し、これはカジュアルスタイルでIT成功者など、若手が中心だそうです。
森さんはビルを作るだけだとおもったら、街作り、さらにコミュニティーつくり、そして、最高のプレステージな社交クラブ作るとはさすがですねぇ。