喜左衛門ブログ:President Blog

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2021年4月7日 (水)

土曜日の午後、サクラの退蔵院へ出かけました。

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松山大耕師(妙心寺)から招待チケットを頂き、退蔵院へ家内と出かけました。

師は43歳の宗教人で東大の農学生命科学を研究した京都で有名な若手文化人です。
名門寺院の御曹司なのですが、ある銀行の会合で二宮尊徳(昔の小学校にある二宮金次郎の銅像で有名)の話の時、小生は松山師へ質問し「二宮尊徳を一言でいうとどういう人になりますか?」、師は「マイクロファイナンスの稀有な方です」と答えました。
二宮尊徳は、江戸時代に庶民に人の道を説き、庶民からおカネを募り、有為な人に融資をして応援しました。そして結果として15%位の利回りを実現したそうです。
宗教人が中々言えぬセリフですね(@_@)

妙心寺の山門(上)と法堂(下)


退蔵院の玄関


有名な「瓢箪鯰(ひょうたんなまず)」の掛け軸(国宝、複製)です。

小さな瓢箪でナマズを捕まえるという有名な臨済禅の公案です。
この水墨画の上に当時の有名な多くの高層の公案の解が記されています。

杉戸に見事な絵が描かれていました。

枯山水庭園「元信の庭」

見事な紅枝垂れ桜です。

池泉回遊式庭園「余香苑」


長い歴史と磨き抜かれた伝統美を感じました。
妙心寺の広大な境内には46の塔頭がありますが、その中で人気ナンバーワンがこの退蔵院ですが、この生き生きとした庭に集う人たちの顔の表情を見て松山大耕師の素顔の一部を見た気がしました。
また、青葉の季節、紅葉の頃にも期待お寺です。