喜左衛門ブログ:President Blog

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2021年10月1日 (金)

丹後の機場(はたば)巡り

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京都府の北部、日本海に面して丹後地方があります。
ここは奈良時代の以前より中国から多くの文化が流入してきた日本の表玄関です。

絹織物の大産地であり、丹後ちりめんや西陣織の機場(はたば)です。
今週の水曜日、弊社の「西陣織あさぎ」を織っている機屋さんを訪問しました。
まずは、京丹後市の網野町の地場産業振興センター「アミティ丹後」です。

ここは野村克也さんの出身地で野村さんは大ヒーローです。

丹後の辛抱強い性格と独特の文化が野村を生んだのでしょうね。

地元の木本さんから産地の実情をよく聞き、大いに学んでいざ出発(^o^)丿
まず、鍋島さんを訪問しました。

名人・鍋島さんが織っているのは宮本武蔵の「枯木鳴鵙図」(こぼくめいげつず、モズが枯木にとまって虫を狙っている掛け軸)です。
この図案は掛け軸として大人気で、新しい帯の企画として制作中です。

西陣織のしきたりで、ジャガード織機は織元(弊社)が所有・修理して織り手(機屋)さんへ無償で貸出します。
帯の図案や織物設計図、金糸・絹糸は織元が用意をして丹後に送り込み、丹後の織り手は熟練した腕前で織ることに専念します。
正に織元と機屋(織り手)さんは二人三脚で製織を進めます。

つぎに浜岡さんを訪問しました。

9月25日(土)の朝日新聞の朝刊(全国紙)で浜岡さんは登場したばかりで、丹後での大きな話題になっています。

新聞で登場した浜岡さんが織っている横山大観の「大観 夜桜」(本金箔使用)です。

大ベテランの能勢さんです。

丹後半島から日本海が望めます。

小森さん


小森さんの工房はいくつもの織機が動いています。

沢さんは精力的に頑張っています。

沢さんが織っている「加賀」(本金箔使用)

大江さんはご主人がお留守でした。

「琳派の美」(本金箔。プラチナ箔使用)

松見さんは外出中、ゴッホや色々な西陣織が織れる名うての名人です。

田中梅さんを訪問
田中ご夫妻と和気あいあいと話し込み、うっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。
ハンサムなご主人と美人の奥様ですが・・・残念!

藤田さんを訪問。藤田さんご夫妻はご機嫌です(^o^)丿

整経屋さんの翔英さん

織物はすべて経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が交互に織られて布地になります。
整経屋さんは機(はた)に掛ける経糸を整えるのが仕事です。


いつもお世話になり、有難うございます。

大自然に恵まれた丹後、海岸べりは天橋立、伊根の舟屋、山陰海岸のジオパークへと絶景が続きます。
海産物もカニや魚の美味しいものが沢山獲れます。

丹後の伝統産業を守り継承していくために頑張ります!!
応援してください!(^^)!