喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年1月5日 (水)

門川市長が「西陣織あさぎ美術館」に来館されました。

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昨年末、門川大作・京都市長が突然、当館を訪問されました。
門川さんとは京都市教育長(2001-7)をされていた頃から20年来のお付き合いです。
丁度、「西陣織で魅せる印象派と浮世絵」の企画展の閉幕の間際です。

市長のトレードマークはきもの姿です。
今から18年程前、西陣中央小学校の校門横のビルを弊社は取得しましたが、丁度、小学校の校舎拡張工事の折で、門川教育長が土地取得のために来社されました。
初対面の門川教育長の熱意にほだされ、即決で弊社の土地売却を決めました。
門川さんは「学校の用地買収が5分間で決まったのはこれが初めてだ」と喜び驚かれました(@_@)
その後、「熱意と行動の門川さん」は、京都市長に当選(2008年―)されました。
それ以来、弊社主催のマダカスカル大使の歓迎会、マントバ歌劇団、ボローニャ交響楽団の歓迎会、鳴滝友禅工場の開業、西陣織あさぎ美術館の開館など、門川市長にはいつも主賓でスピーチを頂いています。

19世紀後半、フランスでは印象派が台頭しましたが、丁度その頃、開国まもない明治維新前夜で、フランス万博(1867年、1889年)へ日本から色々な工芸品や芸術作品が出品され話題になりました。
フランスの印象派の画家たちは、葛飾北斎などの浮世絵をみて、「心象に映る真実の姿」に大ショックを受け、モネ、ゴッホたちは、浮世絵に心酔しました。

門川市長は、北斎の浮世絵「神奈川沖の波裏」とゴッホの絵画「星月夜」を見比べて鑑賞

橋口新一郎先生の「純金糸とシルクでできた琳派の茶室」

当館の開館の折(3年前)、門川さんが来館され、「この茶室で昼寝をしてみたい」と言われたので、後日に移動式のもうひとつの茶室を作り、茶室の中で昼寝が可能になりました(^_-)-☆
門川さんは大笑いされました。(^^♪

日月山水図(原画は国宝、金剛寺収蔵)を、西陣織で蓄光糸にて織り上げました。

門川さんは伊藤若冲のファンで、門川さんの羽織の家紋は「若冲の白象」、きものの家紋は「若冲のニワトリ」が刺繍でされています(^_-)-☆

館内をくまなくご見学になりました。

門川さんの実家は京染屋さんで、京友禅や西陣織に造形が深く門川さんの見学は熱心すぎて、いつも市長秘書が「時間がない、時間がない・・」とせかされます”(-“”-)”
美術館のショップで裂地を熱心にご覧頂きました。

門川市長、ご公務のお忙しい中、ご来館有難うございます。
我々の大きな励みになります!(^^)!

後記
これは当美術館の新兵器の「ビデオガイド(モバイル)」です。

各展示品について、美術館スタッフの手作り動画(各1分間)が8本ほどモバイルに入っており非常に好評です。
只今、モバイルは5台あり大人気です。
ご利用者から「作家の人物像、作品の狙いと時代背景、西陣織の技法」が立体的によく解ったとお声を頂き大人気です。
年配者から「モバイルが重い」と仰る方があり、軽量のモバイルも導入しました。

2022年1月7日(金)から「琳派、美の系譜」・・・俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一・・・が開幕です。


是非、ご来場ください