喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年5月13日 (金)

近江商人の先人を訪ねて・・・

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近江商人の先人の地へ行きました。
まずは、近江八幡市、市立の資料館です。
郷土資料館・・・市の歴史、近江商人の歩みがよく判ります。

近江商人の伴さんの屋敷は、八幡尋常高等小学校となり、今は資料館です。

森五郎兵衛家の屋敷

伴傳兵衛から独立した初代五郎兵衛さんは、麻織物、やがて呉服を扱い、江戸日本橋や大阪本町に出店をして発展しました。
八幡商人が競い合って活躍しました。

メンタームで有名な近江兄弟社

創業者はメレル・ヴォーリス(1880-1964)、彼は宣教師であり有名な建築設計士でもあります。
大阪・心斎橋の大丸、京都の同志社大学や多数の建物を設計しました。
同時に起業家であり、病院設立や社会事業でもありました。

ここは西川甚五郎さんの「ふとんの西川」の本店です。
創業460年、お江戸・日本橋、大阪の本町や心斎橋、京都に店を構え、寝具業界の最大手として長く繁栄しています。

本店の西川文化財団の訪問し、色々意見を交換しました。
代々の西川甚五郎さんは国務大臣など枢要な役割を果たされ近江商のレジェンドであり、近江商人のシンボルです。

西川甚五郎邸の裏には八幡堀が流れています。

安土桃山時代、近江八幡は豊臣秀次(豊臣秀吉の養子)の城下町であり、八幡堀は重要な運河でした。
今は、観光の屋形船が走っており人気スポットです。

八幡堀の向こうに日牟禮八幡宮があります。


戦国時代に西村太郎右衛門が船にのって越南(ベトナム)に行き大成功しました。
しかし、日本に帰国した時は鎖国になっており、長崎の出島に抑留され越南に引きかえした悲話は有名です。
その時の絵馬(越南からの船を描いた)が日牟禮八幡宮に奉納されています。

近江八幡市は和菓子で有名な「たねや」(洋菓子部門はクラブハリエ)の本社があります。

白雲館は明治10年に八幡東学校として設立しました。
お金を出し合った八幡商人の心意気を感じます。

時代を駆け抜けた八幡商人(八幡出身の近江商人)の覇気を感じます。

 

五個荘金堂町に帰りました。

寺前通りです。

拙宅の前の外村宇兵衛邸

この地は五個荘商人(=近江商人)の拠点です。
近江商人博物館を訪問し、上平学芸員さん(近江商人博物館)、福井学芸員さん(中路融人記念館。画家)と1時間程、話し込みました。
あと、五個荘の拙宅の蔵の修理など、西村建築さんと点検して廻りました。
地元の方のご尽力とご親切でなんとか屋敷が維持できており、感謝に尽きません。
ゴールデンウィークは結構忙しくしました。

昨日は、大阪の本町の小泉産業を訪問しました。
創業者の小泉重助さんは五個荘山本町出身で、地元に江戸時代の広大な本宅がありとても親しくさせて頂いています。
小泉グループの一社である小泉産業さんは照明器具など家電製品のメーカーで大いに発展をされており、権藤社長さんにNPO三方よし研究所からご挨拶にお伺いしました。
話は非常に盛り上がり、近江商人同士の交流は百年以上もあり、先祖のご厚誼に感謝です。

 

連休中に家族が集まりました。
孫全員集合です。

孫は可愛いものですね・・・
ホンマにジジ馬鹿につけるクスリはありません・・・(^^♪