喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年5月16日 (月)

南禅寺界隈の散歩

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日曜日、南禅寺の北エリアを散歩しました。
「旅スル絵画」・・・奇妙な美術展(?)を、住友グループの泉屋博古館でしていました。

この樹々の深いところが住友の美術館です。

「泉屋博古館」(せんおくはくこかん)の「泉屋」(いずみや)は江戸時代の住友家の屋号で、「博古」は900年前に編纂された青銅器図録「博古図録」からとったそうです。

博古館の中庭は東山三十六峰を借景に広がります。

住友コレクションの文人画で面白い企画でした。
「旅スル絵画」
①水墨画で絵の中を旅する・・・旅立ちのガイド
江戸時代、熊野や中国の絶景の水墨画へ没入して、仙人の境地、旅人として楽しみました。
②画家が旅する・・・人・知・景を求めて
江戸時代に画家が画材(風景)を求めて、友、知識を尋ねて旅行をしました。
③絵画が旅する・・・大阪・泉佐野の中国名画
中国や日本の水墨画の名品が泉佐野の挟芳園に集まりました!(^^)!
④異国の画家が旅する
中国の水墨画の名手が「景」を求めて旅をしました。
本業の古代中国の青銅器のコレクションよりも、住友家の趣味道楽のたぐいのコレクションは実に楽しいですね(^_-)-☆
博古館の中の庭

泉屋博古館の前にある住友本家の屋敷

広大なお屋敷で昔、ご本家を訪問したことがあります。
素晴らしかった!!

 

◆永観堂の山門

正式には、浄土宗西山禅林寺派の本山です、真言宗の寺として853年に創建されました。
7世住持の永観が1111年に念仏宗(浄土宗)としました。
永観堂の唐門


ご本尊の阿弥陀如来はお顔を左に向けておられるという特異な阿弥陀様です。
これは永観律師が阿弥陀如来の前で念仏を唱え阿弥陀如来の周りを行道していたら阿弥陀さんが須弥壇から降りておられ永観と一緒に行道を始めました。
驚いた永観に阿弥陀如来が振り返り「永観遅し」と言われたそうです。
広大な庭


多宝塔が見えます。


なんとも美しく手入れが行き届き、心のこもったお庭です。

◆野村徳七さん(野村証券の創業者)の碧雲荘

南禅寺界隈の別荘群の代表的なお屋敷で6600坪あります。
池には何艘も舟が浮かび、宏大な庭園です。
小生も数度、ご招待して頂き感動しました。

散歩にしては豪華絢爛でした!(^^)!