喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年5月28日 (土)

豊橋(愛知県)の登録文化財は秀麗でした!(^^)!

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名古屋からJRで東へ小1時間に豊橋があり、豊橋市役所の横に公会堂があります。

豊橋公会堂にて、愛知県の登文会の総会がありました。(国有形登録文化財建造物・所有者の会)

愛知の登文会活動は熱心で、愛知県の会員の文化財の公開事業を進め、リアル、オンラインの両立で見学会をしたり文化財の活用シンポジウムが行われています。

天野啓介副会長から登文会への貢献者の表彰です。

川原田家住宅への表彰

この地域は昔は名古屋の田舎(別荘地)だったそうですが、今では高級住宅地となり固定資産税や相続税が重くのしかかるようです。

総会が無事終わり、豊橋公会堂(築1930年、登文)の見学会です。
設計は中村與資平(1880-1963)、静岡県浜松市の生まれで東京大学卒業後、辰野金吾に師事。多くの銀行や博物館を手掛けました。
ロマネスク様式にイスラム風のドーム(=スパニッシュ様式)がまじりあっています。

玄関の「オーダーの響き」。壁柱としてあしらわれたコリント式オーダー。ドームに合わしたアーチも美しい。

ステンドグラスの窓から日が差し込みます。

公会堂のホールの木製の舞台です。

幕の上げ下げのクラッシックな現役の装置です。

楽屋は化粧台が沢山あり、畳の部屋です。

屋上へ通じるらせん階段

階上からみた玄関のドーム

3階に貴賓室があります。

設計者の中村與資平の力量が判る仕事ぶりです。
階段のステンドグラスは素敵です。

豊橋公会堂の屋上にあるシンボルのドームとワシ

イスラム様式のドームにタイルを貼り四方にワシの彫像があります。

大きなホールの天井

愛知の登文会は建築士さんが熱心で、会員さん(登文の所有者)との一体感は素晴らしいですね。
今日は愛知の登文会の活動の在り方に非常に勉強になりました。
フレンドリーな会員の皆様、有難うございました。