喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年10月13日 (木)

“同窓の集い”、美術館で楽しみました!

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大阪の庄司成彦さんが主宰する“同窓の集い”が「西陣織あさぎ美術館」で開催されました。


10年前から、毎年のように「貴船の川床での納涼会」、「上七軒の舞妓さんのビアガーデン」など色々な素敵な場所、アイデア豊かな企画で“同窓の集い”を楽しませて頂きました。
コロナ禍の直前は、「天王山の古戦場トレッキング→大山崎山荘美術館→生々居での夕食会」を楽しみました。夜は生々居のホールで主宰者の庄司さんのウクレレ伴奏で可愛いお嬢さんが歌うという楽しい出し物で大いに盛り上がりました・・・
そんな愉快な仲間が今年は美術館で楽しもうというアイデアです。

7階の美術館のサロンでコーヒーを飲みながら、久しぶりの挨拶と初参加の方のご紹介で、和気あいあいになり、澤田学芸員による美術館レクチャーのあと鑑賞ツアーが出発です。

◆西陣織あさぎ美術館ツアー・・・・
繭(まゆ、カイコのサナギ)が3000個入っています。
重さは3キロブラムあり、丸帯1本分の絹糸の原材料となります。

当美術館の澤田学芸員の説明に聞き入ります。

同窓の庄司さん(文学部卒)は学芸員の資格があるそうです・・・(^^♪

西陣織で織られた「日月山水図屏風」(金剛寺にある国宝の屏風が原画)

先月、京都国立博物館で開催された「金剛寺・観心寺の寺宝展」で大人気だった屏風です。
★特報・・・11月17日(木)午後1時から、井並林太郎先生(京都国立博物館)による「金剛寺・日月山水図屏風の美」の講演会が「西陣織あさぎ美術館」の7階ホールにて・・・・お申込みください。

涅槃図(ねはんず、東寺さん所蔵。お許しを頂き西陣織で織りました)

涅槃図の真ん中はお釈迦様(純金)が入滅のとき、神羅万象あらゆる生き物が嘆き悲しむなか、西方浄土からご来迎のお迎え雲に乗って来られる・・・仏教の判り易い世界観に触れ、涅槃図を見ながら感想や意見を言う方が多く、思わぬお人柄に遭遇します・・・

伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風(右隻)」

モザイクの白象を中心に描かれた図
江戸時代の驚異的なモチーフですね(@_@)

尾形光琳がデザインした「小倉百人一首」を西陣織で織り上げました。

余りの美しさ、精密な織に感嘆の声がでました・・・
天才・尾形光琳の文芸の深さと自由闊達な芸術の才能に惚れ惚れと見とれました。
百人一首の好きな方は、在原業平や小野小町、持統天皇の和歌を探されます。
男性は坊主めくりのにっくき坊さんに目が行きます。
子供に返ったような和やかなひとときです(^^♪

西陣織の製織工程を映像と工房の音で体感する視聴覚室です。

迫力なる音響の装置を仲良く交代して体感されました。(2台しかありません)

印象派の絵画を袋帯しました。

女性陣の中から、ゴッホのアイリスの帯をしめたい、いや、アーモンドの花がいい・・・
色々な想いがでてきました(^_-)-☆

女性陣に囲まれて・・

このインスタルームのスマホ撮りはいつもまで続きました。
西陣織あさぎ美術館で、仲間の集いをすると不思議に人の気持ちが自由になり、話題が色々なところに向き、アートと文芸のチカラで心を和ますのです・・・

美術館の来館記念撮影です。

美術談義で盛り上がったひとときでした。

お隣のからすま京都ホテルの桃李で懇親会

主宰者の庄司さん(左)と森田さん(右)文学部の仲間です。

女性同士で・・・西野さん(左)と寺西さん(右)

小林さんと辻先生

ワイワイと美術や音楽、そして学生時代の思い出話に花が咲きました。

帰りのツカキスクエアのLEDイルミネーションを見物しお開きなりました。

美術館での同窓会・・・美術品やカルタ、仏教など尽きない話をネタに実に楽しいひとときでした。
ご遠路のご来館、有難うございました(^^)