喜左衛門ブログ:President Blog

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2023年1月30日 (月)

創業の地、五個荘でツカキグループ役員会を開催しました。

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先日、“近江商人発祥の地”「五個荘」で勉強を兼ねて役員会をしました。
江戸~明治時代の重要的伝統建造物群(通称:町並み保存地区)の東近江市五個荘金堂地区

手前の家は外村繁(作家)宅、その奥の白壁の家が外村宇兵衛邸です。
この地は、江戸時代末期に塚本喜左衛門商店(のちの塚喜商事㈱)として創業した3代目・喜左衛門の本宅があります。私(6代目喜左衛門)はここで生まれ、小学校6年生まで近江商人の子供として教育され、12歳より京都の店から成徳中学校へ通いました。

ツカキグループの役員は全員、五個荘の創業者の本宅(拙宅)に集合しました。
私から・・・近江商人の子供の教育、丁稚が入店してどのように教育され、厳しい仕事の中で手代、番頭になっていき、別家や独立創業していった先人の苦労話を伝えました。
近江商人の女性の役割は重要で、女性は汐踏み女中から苦労して一人前になります。
昔、入店(=入社)した年代は、明治初年は10歳(尋常小学校卒)、その後、12歳(尋常高等小学校)、戦後は15歳(中学校)、そして高度成長期から18歳(高校卒)、そして大卒になっていきます。だから丁稚のことを“小僧さん”っていったのは10歳の子供だったのです。

東近江市立「近江商人博物館」

昔の近江商人の伝統的スタイル

上平学芸員の話を聴き入る・・近江商人がなぜ、この地からたくさん生まれ、成功していったのか・・・・伊藤忠兵衛さん(伊藤忠商事、丸紅)、弘世さん(日本生命)、北川さん(日清紡)、阿部さん(東洋紡)、塚本さん(ワコール)、呉服業界では外与、外市、ツカモト、市田・・・多くの近江商人が巣立ちました。

八風峠の山越え・・・商人が商隊を組んで進むことろに、山賊が襲います。

結界でソロバンをはじく吉田次長(タムラ)

天秤棒を担ぐ村上専務

近江商人博物館は、近江商人の流れの中に、ツカキグループが存在し、先人の伝統・知恵・苦労を学ぶ機会を提供して頂きました。

町並みを散策して本宅へ

本宅に戻り、暖かい部屋でめいめいに昼弁当を頂きました。

昼食後は庭園を散策、絶好の昼休みでした。

近江商人屋敷・外村宇兵衛邸へ。ここはニッポニアさんが経営する宿泊型研修施設に生まれ変わりました。

塚本由貴室長から、インボイス制の説明です。

4月の“ファッションワールド”(FAW23、場所は東京ビッグサイト)に出展する3社からのプレゼンです。
テーマは、“サスティナブル”です。
●ツカキ㈱より昨年4月の“ファッションワールド”(FAW22)の参加経験を披露

今年の挑戦ポイントを説明

●SDGsの日本的源流、近江商人の三方よしの紹介記事(日経新聞)に当社も登場します。

●タムラ㈱からのプレゼンです。

SDGsの17のゴールから、3番、5番、12番への挑戦です。


吉田次長へ大きな期待の拍手でした。

●西陣織あさぎからのFAW23へのプレゼンです。

大いに質疑応答がありました。
4月の役員会は、FAW23の会場=東京ビッグサイト=で開催することになりました。
ちなみに、FAW23のテーマは、「サスティナビリティ、メタバース、DX、日本ブランド、OEM」です。
外村宇兵衛邸の蔵の中は研修室になっており、2階は豪華寝室、大浴場は2つもあります。

さあ、研修は終わった、宴会だぁ(^^♪
オードブルが出てきました。

左から長島次長(塚喜商事・東京事業部)、石田次長、門井部長(ツカキ)、井本次長(マリエクラッセ)

今村常務(塚喜商事)、安場次長(不動産)、宮川部長(ツカキ)、吉田次長(タムラ)

大辻部長(タムラ)、白井常務(京都和装)、柳社長(京朋)、宮島次長(同)

大嶋次長(塚喜商事)、村川部長(総務人事)、望月次長(塚喜商事)、村上専務

お酒はフリードリンクで和らぎました。

最後の締めは石田次長、「(運が)ついてる、ついてる、ついてる・・・」連呼の三本締めでありました。

盛り上ったところでお開きです。

“恩顧知新”(ツカキの造語)の近江商人の里・五個荘研修でした・・・