喜左衛門ブログ:President Blog

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2023年5月29日 (月)

カンボジアから留学生がご来社し歓迎会!(^^)!

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王立プノンペン大学の大学院から留学生9名が弊社を訪問されました。
大阪府立大学(現在は大阪市大と統合し大阪公立大学)と当大学の交流は長い歴史があります。
辻先生(2015-19年、府大学長)は十数年間、両国を行き来し交流にご尽力されました。
今日は、カンボジアからの留学生と大阪公大から3名の計12名が来社されました。

カンボジアは日本と同じくらい古い歴史があり、クメール王朝のアンコールワット遺跡は、京都の平安時代に繁栄しました。
人口1600万人ですが、隣国の東側のベトナム、西側のタイから攻められ苦難の歴史です。
ポルポト派が政治を牛耳った1970年代は恐怖政治で100~200万人が虐殺されるという悲劇がありました。
現在、カンボジア王国は仏教国でクメール語を使います。

弊社では、カンボジアの人達に日本文化と伝統工芸を学んで頂きました。
まずは、DVD(英語版)で、西陣織について勉強して頂きました。

シルクや織物の技術について語りました。

源氏物語や琳派の日本の美術や文芸をご覧頂きました。

印象派の絵画を西陣織で表現しました。(クリムトの「接吻」)

引率された辻先生(大阪府立大学の前学長)

説明する西陣織あさぎ美術館の澤田学芸員

辻先生とバイオを研究するネスさんとツーショットで(^^♪

全員でハイチーズ(^_-)-☆

塚喜商事の歴史と近江商人の特質。
小生から「弊社の歴史と家訓」について、別家室で話をしました。
家訓(頭上)を前に記念撮影です。

夜は、重森三玲旧宅の招喜庵(築320年)で歓迎会をしました。

事前に忌避される食材、アレルギー、アルコールなど聞いておきました。
仏教徒ですので大概はOKなのです。
国・宗教によっては、イスラム(ハラル)、ユダヤ(豚、イカ、タコ、ウニ、ニンニクはだめ)など色々な制約があります。
互いのスピーチなどで大いに盛り上がりました。

カンボジア語・英語しかわからないので、ツカキ㈱の小松さん、妹尾さん(ともに京都外大の出身で留学経験あり)の二人が通訳として参加しました。

日本・カンボジア友好のため、カンボジアからプレゼントです。
データ・サイエンスを学びマレーシアで修士をとったリナさんから、小生へプレゼント

カンボジアの学生を10年間指導してきた功労者の辻先生へプレゼント

記念撮影です。

頂戴したアンコールワットの油絵です。

独特の絵画ですねぇ・・

左からリナさん、辻先生、チャムロンさん(バイオ、韓国で修士を取得)

歓迎パーティ―の記念撮影

あっという間の楽しいひとときでした。

両手を合わして「オーウン」(ありがとうの意)と言われ、小生も両手を合わして「オーウン」と応えました。
料理が沢山残りましたので、留学生の寮へ料理を持って帰ってほしいとお願いすると、9名が手分けしてすべての料理を持ち帰り用に詰め合わされました。
小生は、「日本は仏教国でもったいないの精神があり、かように残らず持って帰って頂けることは本当にうれしい」と両手を合わして「オーウン」と謝意を述べました。
カンボジアの留学生は全員、両手を合わして「オーウン」と大きな声で言われました。
カンボジアと日本の心が通じた瞬間でした。