喜左衛門ブログ:President Blog

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2023年8月7日 (月)

八朔(はっさく)と別家会(べっけかい)

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朔日(ついたち)は各月の初めの日を言いますが、八月一日は特別に八朔(はっさく)と言います。
8月1日は、京の舞妓や芸妓さんが、お茶屋さんや置屋の女将に「おたのみもうします」と元旦のように八朔の挨拶に廻ります。
昔、旧暦の9月(新暦では8月頃)に田の稲穂(田の実、たのみ)が実り、初穂(お中元)を持ってお世話になった方へご挨拶に行ったそうです。(「おたのみもうします)の語源)

さて、塚喜商事の別家会(定年まで勤めた元幹部社員の会)も八朔に本社にご挨拶に集まってきます。
ツカキスクエアの8階に昔の仏壇があり、先人への供養をします。


読経をしますが、導師は昔からの恒例で当主(社長)が務めます。
・・・お経を読めなかったらどうするのかって?、そりゃ、当主はクビですな。

8月1日は、新年度(7月決算)のスタートにあたり、新年度の人事で、新任・昇格した役員が別家さんへの挨拶です。
まずは、取締役に就任した村川総務人事部長です。


大嶋次長は、財務経理部長として取締役に就任しました。

㈱タムラの生産管理をしていた山口さんは、商品部統括の執行役員部長に就任しました。

別家より激励の言葉です。
まず、松宮さん(89歳、元・取締役人事部長)が村川総務人事部長への激励の言葉


次に橋本さん(83歳、元・取締役経理部長)が大嶋財務経理部長への戒めの言葉

工藤さん(70歳、元。専務取締役)から㈱タムラの山口次長への温かい励まし


和やかな円熟した人生の味を感じる話でした。

今日の別家会のお楽しみは、西陣織あさぎ美術館の提供のDVD鑑賞(7分間)です。


ゴッホの作品を西陣織で制作した苦労話です。
フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダで出生、フランスで活躍、1853―1890、37歳没)

美術界は、写実派が主流だった時代に浮世絵が欧州に登場し、浮世絵は強烈な衝撃を与え、ジャポニズムとした欧州絵画に影響を与えました。

ゴッホも強く影響を受け、ゴッホの作風に反映されました。
ゴッホの代表作「ひまわり」です。

実は、これは西陣織で織られた作品です。


余りにもリアルで油絵具を絞り出したかのような織の表現は驚嘆ですね。
「星降る夜」(1888年制作)

「星月夜」(1889)

蓄光糸で織り上げ、ブラックライトを浴びると暗闇の中で光ります。
別家さん、西陣織の多彩な芸術にみとれていました(^^♪
そのあと、7階の美術館を巡り別家さんは楽しんでおられました。
「西陣織あさぎ美術館」(休館日は月曜日、朝10時から夕5時まで開館、8月11-16日は盆休、入館料500円)へ、是非、お遊びにきてください。