喜左衛門ブログ:President Blog

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2024年6月10日 (月)

聖徳太子の歴史を受け継ぐ大阪・四天王寺界隈は素晴らしかった(^^)/

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先週の日曜日、大阪の登文会(登録文化財所有者の会)の見学会と総会が、夕陽ケ丘四天王寺でありました。

大阪の上町台地、四天王寺界隈に大阪湾を臨む「夕日信仰」にまつわる話から・・・
藤原家隆(鎌倉初期の歌人)の塚

陸奥さんのガイドの話を熱心に聞く会員

家隆は浄土教の教えである日想観(じっそうかん)を修するためにこの地に移り住みました。
「契りぬればなにわの里にやどりきて、波の入日を拝みつるかな」

大阪湾に沈む夕日をのぞみひたすら念仏三昧の日々を送りました。

上町台地~四天王寺からみる夕日は格別に意味があったんだ・・・
だから地名も駅名も「夕陽ヶ丘四天王寺」と呼ぶんだ・・・
それにしても、縄文時代の頃は、大阪湾沿いの西側はほとんど海でした。
弥生時代から仁徳天皇(5世紀)の頃の治水事業により広大な河内湖は減少し、大和川からの土砂によって河内低地の陸地化が進みました。

四天王寺の近くの勝鬘院(しょうまんいん)の金堂

愛染堂

有名な「愛染かつら」

珍しい「駒虎」(駒犬ではありません)

阪神タイガースのファンの思いがこもっています。

世界一古い会社「金剛組」。飛鳥時代の578年に創業の工務店です。

昔から巨大寺の四天王寺さんは、修理、改築、建設が旺盛で大工の仕事は経済的にいくらでもあったのです(^^)/

四天王寺さん、推古天皇の元年(593年)に建立されました。聖徳太子(574-622)が創建され和宗の総本山で、日本仏法の最初の官寺です。


四天王寺の「飛び出し坊や」は聖徳太子(@_@)

奈良から大阪の四天王寺界隈では聖徳太子は格別な思いを感じます。

大阪市立クレオ大阪中央にて大阪・登文会の定時総会があり、講演会の講師は陸奥先生です。

昔は、難波(なにわ)は海だった・・・

飛込み信仰・・・海に飛び込むと極楽浄土にいけるという信仰(迷信)がありました。

日想観(じっそうかん)



四天王寺さんの宗教行事で日想観が春分の日と秋分の日に行われます。
古来から大阪の人気の行事で多くの人が集まります。

大阪登文会の総会です。

能登半島地震のクラウドファウンティングへの協力について

前列・・・愛知登文会の小栗会長、右は小栗さんの長男さん(全国登文会の事務局
後列・・・三重登文会岩見さん
ご遠路、大阪までお越しを頂き有難うございました。

各地の登文会から集まり、小生は京都登文会の会長として出席させて頂きました。
寺西会長、奥野副会長

6月21~22日に伊勢で全国登文会が開催されます。
非常にボルテージが上がったひとときでした。
寺西会長さん、青山事務局長さん、お世話になりました。
ありがとうございました!(^^)!