2025年1月27日 (月)
雪の加賀温泉に行ってきました(^^♪
石川県の加賀温泉郷のひとつ山中温泉・・・・山代温泉からさらに山の中へ半時間。松尾芭蕉が奥の細道の途中、山中の湯を有馬、草津にならぶ「扶桑(日本)の三名湯」と称えました。
「山中や、菊は手折らじ湯の匂ひ」の句を読みました。
さて、定宿のかよう亭にきました。
正月飾りの羽子板です。浄瑠璃の人形のようで素晴らしい工芸作品です。
いつもかよう亭には、上口亭主の心意気が漂います・・・
上口亭主は加賀きっての文化人で、凛とした心得があります。
まずは、湯を浴び夕食です。
湯はかけ流しで・・・
小生は温泉の大浴場が大好きです。
上口亭主(92歳)と湯船で会いました。
4半世紀のお付き合いで、お昼に加賀のソバ屋でご馳走になったり、伝統工芸作家をご案内して頂いたり本当にお世話になり、加賀の文化のいざないをして頂きました。
かくしゃくとして頭脳明晰、小生も歳をいってもかくありたいと思います。
翌日は、福井の雪の永平寺に参拝しました。
永平寺は1244年(鎌倉時代)、道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。
大小70余りの寺の建物があり、百名余りの曹洞宗の若い修行僧が励んでいます。
傘松閣の格天井の絵です。
この壮観な天井絵は、西陣織あさぎで丸帯にしており、大ヒット柄です。
仏殿につながる長い階段
仏殿・・・正面には曹洞宗のご本尊のお釈迦様が祭られています。
若い雲水が100名ほどが修行にいそしむ清々しい禅の道場です。
法堂・・・住持が仏法を説く道場です。
山門・・・大勢の雲水(修行僧)の入門の時にくぐる門です。
仏教の守護神の四天王が祀っています。
加賀の殿様の墓所
永平寺の参拝を済ませて参道へ
路線バスにて1時間、かよう亭に戻ります。
鶴仙渓・・・今年は雪で歩けません”(-“”-)”
加賀の名物、獅子頭
芭蕉堂
かよう亭の夕食・・・これが美味(^^♪
加賀の山中塗の名人の多田桂寛さんの作品です。
琵琶の香合(正倉院の写し)
多田桂寛さんは25年前に知り合い大変にお世話になりました。
川北良造(1934年生れ、91歳、人間国宝、木地師)と同級生の多田桂寛さんは腕利きの漆(うるし)の名人で多く名作を作りました。
多田桂寛さんは7年前に亡くなりましたが、小生は多田さんの息子さん(社長)とも仲良くし、今ではお孫さんが後継者として働いています。
かよう亭の「日本一の朝ごはん」これが実にヘルシーで美味しい!(^^)!
かよう亭を名残惜しく失礼しました。
人生の至福のひととき、大切な夫婦の人生の居場所であります・・・