喜左衛門ブログ:President Blog

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2025年6月9日 (月)

中国、曲阜(孔子の故郷)への旅<NPO三方よし研究所>、その2

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NPO三方よし研究所の仲間9名が、先月末に中国を訪問したブログの後編(その2)です。
◆中国の最大の宮殿、「岱廟(たいびょう)」を訪問しました。

岱廟とは泰山を祀る廟です。「代を上にして山を下」に描くことから「岱」とは「泰山」を差します。漢代に建設されました。
泰山は「天」のお山で、歴代の皇帝が即位するときに天の神と地の神に「国家の安泰」を誓願する「幇禅」(ほうぜん)の儀式をするのが習わしです。

皇帝の御座所

皇帝はここで沐浴して泰山に向かいました。
今も中国人は熱心に祈りを捧げています。

近江商人のバッグボーンである「家訓」の原典を調べると大概は「論語」の一節から取っています、拙宅の「積善の家に余慶あり」もそうですが・・・
今回の中国研修ツアーの目的は「孔子の論語」の勉強です。

◆孔子(BC552-BC479)の孔子博物館です。
巨大な孔子像です。

猿人の像

孔子と弟子たち

焚書(秦の時代に言論弾圧をして儒教の書を燃やす)の災禍を避け、壁の中に論語を埋めて後年それが出てきたいわれがある・・・

漢代の宮廷に衣裳を着るのがイマドキの若い女性のブームのようで・・・・
中国の女性に囲まれてご満悦の中澤副理事長

◆孔林(孔子一族の墓所)への道

電気バスに乗って我らの仲間は参拝に出かけました。

立派な参道が続きます。

狛犬が笑っている(^^♪

孔子の孫の墓

孔林からのホテルの帰りは馬車でした。

ホテルでは、中国の結婚式と遭遇しました。


赤い車は、礼砲車で爆竹を鳴らしながら先頭を走っていきました。

◆最終日は孔子の生まれた故郷・尼山に行き、尼山聖境を訪問しました。

巨大な銅でできた孔子像があります。

数年前、紫光技研(小生の思い違いかもしれません)がこの孔子の生まれ故郷に壮大な宮殿(美術館)を建設し倒産したので、地方政府が買い取り無料公開をしています。
数千億円をかけたらしくベルサイユ宮殿、バチカン美術館も真っ青なくらいの豪華で巨大なつくりです。

演奏会が始まりました。

◆済南市でム・ライさん(中澤副理事長のナカザワ㈱の北京店の元店長)が中澤社長と谷口卓也先生(滋賀県立大学の教授、ム・ライさんの母校)に会いに来てくれました。

山東省のトウ先生、ム・ライさんは「友、遠方より来る、また楽しからずや」の論語の精神そのままに長時間を掛けて会いに来てくれる・・・中国の熱烈歓迎、友に対する熱い熱情は今も根づく中国の素晴らしい美徳です。
最後の午餐です・・・
田中恵里子委員長、ム・ライさん、中澤副理事長

北野副理事長、藍水理事、梅田さん

家内、片桐理事、谷口理事

これに小生(理事長)が加わってて9名の珍道中でありました。
心ゆくまで豪華なランチを楽しみました・・・・
有名なチンタオ(青島)ビールが登場(^^)/

中国では、ドリンクは冷やして出すという習慣はありません。
冷やしてほしいときは前日から頼んでおくと冷蔵庫で冷やしてくれてます。
身体に入れるものは熱いものがよく、冷たいものは身体に悪いからです・・・

◆中国で最大の川は長江で次は黄河です。
チベット高原を源流として、黄土高原を流れ、渤海に注ぎます。

岐阜から参加の梅田さんは元気ですね(^^)/

楽しい山東省を巡る旅でした・・・
お疲れ様でした。