2025年6月25日 (水)
国登録文化財所有者の会(略称:登文会)全国大会が京都で開催(初日の巻)
文化財には国宝(1125件)、重文(13498件)、登文(14391件)があります。
このほかに重要伝統的建造物群(町並み保存地区)などがあります。
登文会は、大阪、京都、東京、愛知など全国に11の都道府県にあります。
6月12~13日、全国大会(主催:全国登文会、京都登文会)が京都で開催されました。
初日、登文会フェスタはヒューリックホール京都(元立誠小学校跡)が会場です。
主催者として小生(京都登文会の会長)が開会の言葉を述べました。
来賓に文化庁の山下文化財鑑査官のご挨拶です。
京都府の西脇知事のご挨拶
京都市の松井市長のご挨拶
司会は柱本めぐみさん(京都会員、藤田家住宅)です。
記念講演は池坊華道の池坊専好次期家元です。
「池坊華道の歴史と文化財・伝統を未来につなぐ」
楽しい素晴らしいご講演でした。
いよいよ鼎談で、テーマは「京の文化を愉しむ」です。
左から司会の田中峰子(京都会員、冨田屋の女将)、池坊専好次期家元、松栄堂(お香の老舗)の畑社長
司会の田中さん
池坊専好次期家元
鼎談後、会場から登文会の質問が飛びます。
小栗真弥さん(愛知会員、小栗家住宅)
竹内千鶴さん(三重会員、いのこ家住宅)
近藤貴子さん(千葉会員、近藤家住宅)
「伝統を守るとはなんですか?」
畑社長「伝統とは絶え間ない革新です」
「伝統・老舗は重荷ではないですか?」
畑社長「伝統とは背負うものではなく、盤石の基盤であり、感謝をして懸命に働いています」
会場を巻き込んで、池坊次期家元、畑社長、田中女将の熱い質疑応答は会場を熱気で包みました。
閉会の辞は主催者の全国登文会の寺西興一理事長です。
見事な司会の柱本めぐみさんでした。
夜はフォーチューンガーデン(島津旧本社の古い建造物)
司会は玉垣多佳子さん(京都会員、十四春旅館女将)
開宴の挨拶は京都登文会の橋本眞次副会長
来賓のご挨拶は文化庁の清永さん
乾杯は全国登文会の小栗副理事長(愛知顧問、小栗家住宅:重文)
和気あいあい、全国から駆け付けた仲間と大いに盛り上がります(^^)/
秋田登文会の佐藤会長です。
昨年、全国大会開催の三重登文会の長谷会長
次期開催の東京登文会の渡辺副会長
宴もたけなわになり、ラストは飛び入りで柱本めぐみさんのソプラノの歌唱です。
柱本さんは多才で、明覚寺(登文)の住職、藤田家住宅(実家)、ソプラノ歌手、子ども食堂など色々な活動をされています。
超一流の京都市立芸術大学で声楽を鍛えた名ソプラノ歌手なのです。
「明日浜辺に・・・♫」、皆、しんみりと聞き入り万雷の拍手でした。
お開きの挨拶は大西実行委員長(京都会員、順正)
本日はお疲れさまでした。
また、明日があります。
よろしくお願い申し上げます。