2025年7月30日 (水)
木工芸の世界
人間国宝の川北良造さん(1934-)は小生の尊敬する伝統工芸作家さんです。
石川県加賀市の山中塗り産地の轆轤(ろくろ)引きの木地師で、60才で人間国宝となられました。川北さんは小生の旧知の多田桂寛さん(故人)の同級生でもあります。
多田桂寛さんの作品、なつかしい香合です。多田さんの手のぬくもりを感じます。
そんな伝統の流れを汲む若手工芸作家である佐竹泰誌さんを私は応援をしています。
彼のご尊父の佐竹康宏さん(故人)とは昵懇で私たち夫婦は何度も加賀市の工房に行き、彼も我々の五個荘本宅まで来て頂きました。
昨年、佐竹家へ行き、父君の仏壇に拝まして頂きました。
写真の若い人たちが佐竹泰誌さんご夫妻です。
先日、「佐竹泰誌作品展」が東京日本橋の某百貨店の美術サロンで開催され購入しました。
欅(けやき)の轆轤引きの大盆です。(直径50センチ位)
楓の茶碗
榎(えのき)のパン皿
どれも貴重な樹々から時間をかけて命(作品)を削り出すのです。
この伝統工芸の技、多くの人の関わり合いを大切にしたいものです。
日本の伝統工芸、皆で応援しましょう(^^)/