喜左衛門ブログ:President Blog

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2025年9月8日 (月)

ゴッホの帯は素敵です(^^♪

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西陣織あさぎ美術館は、只今、「浮世絵とジャポニズム」の企画展を好評開催中!

葛飾北斎(1760-1849)の「神奈川沖の浪裏」(西陣織で表現)

この作品は海外では「ビッグウェーブ」と言われ、日本の絵画の中でもっとも有名な作品です。
北斎はなんと88歳の長寿の人生でしたが、この頃の平均寿命は30歳にも満たなかったと言われています。当時の88才は驚異的な高年齢です。
北斎は浅草の長屋で亡くなる前の一言、「ワシはあと5年寿命があれば、真の絵師になれたのに・・・」だったそうです。
ちなみにこの作品(ビッグ。ウェーブ)は71歳頃の制作です。
この浮世絵は1867年のパリ万博で出品され欧州に大きなインパクトを与えました。

ゴッホ(1853-1890、37歳で没)は浮世絵に強い影響を受けました。

ゴッホの「ひまわり」(西陣織で制作)

ゴッホの塗り重ねる油絵の筆のタッチを西陣織の技術で表現した傑作です。
西陣織あさぎの1800口ジャガード織の駆使した作品をいくつか紹介しましょう。

ゴッホの「夜のカフェテラス」

ここから織額ではなく、袋帯として制作しました。
ゴッホの「アイリス」

ゴッホの「アルルの跳ね橋」

ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」

これは、ゴッホの弟のテオに男児が生まれたのを喜び、1890年にテオのために描いた最期の作品(1890年)

家内はなんとしてもひまわりの帯を締めたくて、今夏にやっと念願が叶いました。



東京のパーティーでこの帯を披露しました。
楽しいひとときでした(^^♪