2025年10月16日 (木)
NeoTan2025、丹後オープンファクトリーに参加しました(^^)/
10月3~5日、京丹後市と与謝野町が主催する「NeoTan丹後オープンファクトリー2025」巡りに参加しました。
参加企業28社は、織物業(ちりめん、西陣織)、機械金属業(精密機器、鋳物、刀剣など)、農業、酒造など丹後の地元の町工場が公開28社を見学できます。
㉓が弊社の丹後クリエイティブセンター(CC)です。
丹後CCも地元企業として馴染んできました。
京丹後市の職員である山口さん(久美浜町)が運転するミニバンで「NeoTanをめぐるオフィシャルツアー」に家内と参加しました。
まずは丹後オープンセンター(TOC、丹後織物工業組合)に集合、玄関にジャガード織機の現物が展示しています。
木製の織機を展示
◆峰山町の金刀比羅神社・・・ここは有名な「狛犬」ならぬ可愛い「狛猫」がいます。
池にはカメが群生しています。
峰山町は昔から養蚕が盛んで、蚕(かいこ)に桑の葉を餌に与えて繭(まゆ)を作りましが、繭の天敵はネズミです。
そこでネズミの天敵のネコが珍重されました。
さっそくお参りです。狛猫が両方におります。
全国でも、狛猫は珍しい存在です。
金刀比羅さん本殿へ2礼2拍1礼をしました。
◆この金刀比羅さんの湧き水でお酒を造っている酒蔵「丹後蔵」を訪問しました。
ここは昔、日本酒を醸造していましたが今は芋焼酎を作っています。
まずは芋焼酎の製造背景からの勉強です
製造部長さんから製法の説明です。
櫂(かい)入れの実習、家内が櫂(かい、醸造した酵母をかきまぜる)を使う
芋焼酎の蒸留です、ウィスキーと同じですね。
苦労して出来上がった芋焼酎の試飲会です。
ほろ酔い気分になりました(^^♪
◆「まちまち案内所」でランチです。
材木所を改築した京丹後市の施設で、移住者の案内もします。
ひと棚オーナーのブックがたくさん置いています。
ここでランチとコーヒーで一息つきました。
◆次は大善さんを訪問です。
ここは元・丹後ちりめんの機屋さんで、田中専務(32歳)が話をしてくれました。
祖父がオリーブの木を植え10年後に実を結ぶのを夢見て植林したそうです。
若い田中専務の話は情熱的でした。
オリーブは地中海のような温暖な地域に適した植物です。
丹後のような水分の多い豪雪地帯は、木の葉っぱに雪が凍り付き枝を傷める(枝が氷の重さで裂ける)ので、降雪に日は丸太でオリーブの枝を叩いて氷を落とすのだそうです。重労働ですね。オリーブオイルのブランドの「KANDAN」も寒暖の差が激しい丹後ならではの気候からネーミングしたのでそうです。
オリーブの実は採取してすぐに搾油します。
田中専務のたぎる情熱に打たれました。
大善さんは、今もレピア織機で産業資材を織ったり、インクジェットで繊維にプリントしています。
田中社長の幅広い多角経営と、若い専務の起業家精神に丹後の未来を感じました。
◆いよいよ最後は「染の嶋津さん」を訪問です。
ここは板締めの染の体験ができます。
手ぬぐいを板切れではさんで、染をすると絞り染めように絵柄が出てくるのです。
当方の指定した色で染色して頂きます。
手間仕事ですね。
板締めのひもをほどいていきます。
あら不思議、柄が出てきました・・・
家内の作品です。
山口さんの作品です。
嶋津先生と一緒にツーショットで・・・
嶋津先生は当社の丹後クリエイティブセンターの木本正久さんと昵懇でよくして頂きました。
非常に楽しいNeoTan2025の体験ツアーでした。
おかげで京丹後市の峰山町と大宮町についてよく判りました。
京丹後市の職員さんに丹後織物工業組合の皆さんによくして頂き大感謝です。
ありがとうございました。