喜左衛門ブログ:President Blog

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2025年12月3日 (水)

文化財と賃貸住宅フェア

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ちょっとアン・マッチングなタイトルですが、実は中身のあるフェアでした。
場所は大阪の南港にある「インテックス大阪」です。

このブースの一角に不釣り合いなコーナーがあります。
「国登録文化財・全国所有者の会」(全国登文会)のサインがあり、寺西理事長が座っています。

左から、小生(京都の登文会の会長)、青山事務局長、清永さん(文化庁)、寺西理事長(大阪の登文会の会長)

賃貸住宅フェアは大勢の方が来場です。

大阪のど真ん中の船場のランドマークの青山ビル(築100年)のオーナーの青山さんが講演です。


その講演内容は実に素晴らしく、あらすじを紹介します。
昔、太閤秀吉(1590年頃)が作った大阪の街・・・
◆碁盤の目のように城下町の首都設計を道路と下水を張り巡らしました。
◆町人主体の都市計画により天下の台所といわれる経済発展の基礎を築きました。

さらに大大阪時代・・・
◆明治から大正へ商業都市・大阪は大発展を遂げました。
◆関東大震災(1923)による事実上の首都が大阪に移り、1920~30年は大発展を遂げました。
この時の名建築が多く文化財として今も残っています。

そして戦後(1945)、大阪はビル建築が進み大発展しました。
同時に多くの文化財のビルが取り壊され消失しました。

船場地区の有名な青山ビル

大阪登文会の活動で多くの大阪の登録文化財が守られ、「御朱印帳」ならぬ「御財印帳」を作り、多くの大阪の登録文化財を廻り御朱印を頂こうという企画です。


大拍手でした。

文化財仲間が駆け付けてました。
左は芝川能一さん(千島土地)

芝川さんは大阪を「アートのある街」にするため大活躍。
飛行機(旅客機)を多数所有する大オーナーでもあります。

賃貸住宅フェアを見学しました。

気になるランキング、
◆賃貸マンションで必須設備のベスト10

◆人気設備のベスト10

お馴染みのコニシボンド。ビル全体のコーティングしてタイルの剥離を防御、雨水の浸透を防ぐなど大いにお役立ち

築古ビルの賃貸経営に応用できる「登録文化財でブランディング&マネタイズ」
吉原住宅の吉原勝己さんは、冷泉荘(2024年に登録文化財に指定)され、リノベーションによる価値創造で街のシンボルになった

文化庁の清永さんは文化財を守り、活用するために熱弁です。

登録文化財制度について

多くの文化財の事例

指定文化財と登録文化財の違い

大いに学びの多かったフェアでした。

後記
色々なアイデア満載のフェアでもありました。
古いバスルームが新品同然になる・・・・
・ツヤの消えたバスタブにエナメルを塗布すると蘇る
・シャワーヘッドや水道の蛇口を交換すると便利になる
マンションの小さい部屋の3点セットのトイレ、風呂、洗面台を改造して、トイレとシャワー室に変更する(パナソニック)
実に面白いアイデアに満ちたフェアでした(^^)/