喜左衛門ブログ:President Blog

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2026年1月19日 (月)

立命館大学の「社史コンテスト」は素晴らしかった(^^)/

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立命館大学の大阪府にある茨木キャンパスに行ってきました。

京都駅からJRで約15分間で到着です。

キャンパスには経営学部があり、そこで久保田ゼミと植田ゼミの学生さん約50名が参加して社史コンテストが開催されました。
小生は10年近くこの講座に関係しており、「社史コンテスト」審査委員長を拝命しております。
コンテストの冒頭の激励の挨拶です。

学生さんの授業の上期(1学期)に「中小企業の課題研究」をし、下期(2・3学期)は特定の企業を選定して社史を作り「社史コンテスト」で発表されます。
学生さんは5名位で1チームが編成され、10チームが選定した企業の創業期からの歴史を調べ、創業者や現経営者をインタビューし、企業の永続性と事業承継について研究し、1社25ページくらいの社史を制作します。


立命館大学の学生さんは、企業経営の後継者が多く学んでおられるので、社史コンテストの対象企業の多くは父母が経営する企業や農場などになります。

各チームはパワーポイントを使ってプレゼンテーションをします。
審査員3名が質問を発し、それについて学生さんが応答をするわけです。
印象に残ったチームの社史を一部紹介します。
◆鳳産業さん・・・受け継がれた信頼と主力業務喪失からの多角化・・・
大阪にある清掃クリーニング会社で学生さんの祖父が1969年に創業されました。
市の清掃を主業務としていたのですが、市の方針でいきなり競争入札に変わり他の業者に負けて、急に公共の仕事が無くなり多くの社員を抱え途方に暮れてました。
社長の父はこれを「変革の好機」ととらまえ、民間企業を開拓し、市への地元企業の雇用確保を訴え3年後に見事に受注を取り戻します。父の確固たる信念と意思決定の速さはコロナ禍においても素晴らしい強みを発揮します。
高齢化により人材確保が難しくなる一方、医療福祉施設の需要が高まってきました。
経営者の人物像、経営の外部環境の変化、事業内容を調査して、今後の存在価値と発展策を提言しました。

◆寺山ファーム100年の歴史
1900年の初め寺山惣吉(初代)が青森出身でニシン漁に憧れ北海道へきて兼業農業を始め、1970年頃、3代目は専業農家となり牛の畜産行を開始し、4代目である父は野菜栽培を追加し、牛肉の販売やレトルトカレー販売を開始し、地元のJAや多くの役職を引き受け頑張っています。今、米・麦の穀物に集中し和牛を飼育する寺山ファーム、その家族の息子(学生)がリーダーの社史チームです。
父は米作りをしますが冷害で窮地に陥り、農業の多角化を目指して野菜などを手掛けます。やがて牛の飼育は狂牛病で大変なピンチに陥り苦難を乗り越えて休む間の無く、懸命に働いています。そんな家族の中で育った5代目(学生さん)は、家族経営の限界を感じ企業化を目指します。しかし、農業と酪農で一日も休まずに働く姿に若い人材採用の困難さを息子は感じます。

◆あと8社の社史チームは紙面の関係で、すみません、省略です・・・

最優秀賞の表彰です。鳳産業さんでした。

実に学びの多い社史コンテストでした。