喜左衛門ブログ:President Blog

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2026年1月28日 (水)

ユネスコ会、能楽の新年勉強会は興奮しました(^^)/

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能楽師の観世流の河村晴久先生による勉強会、京都ユネスコ協会のメンバー30名が集りました。
能楽は狂言ともに重要無形文化財に指定されており、河村晴久先生は総合認定されておられます。
祥晴庵(河村先生ご自宅の稽古場)にて河村晴久先生の実演を交えながらのお話です

正面に老松が描かれた鑑板、舞台の床はヒノキ張りの緊張感のあるお稽古場での講話です。
能楽の世界観について

能楽にとっての「翁」は神聖であり神の存在です。
お能は「修羅者(武士)、蔓物(かずらもの、高貴な女性)、狂女(人間以外の異類:鬼・天狗・竜神など)などの演目」があり、最後に祝言能でめでたく締めくくります。この五番能で朝から夕方まで5~7時間かかるそうです。

次は、表現方法で「構え、運び、型」を学びました。


河村晴久先生の自ら実演して身体の構え(姿勢)、身体全体が動く運び、腕や扇など身体を動かす(パターン)を教えて頂きました。

今度は能装束について

豪華な西陣織を着て演ずるわけですが、着方によって色々な能の場面を表現します。


実に奥が深いですねぇ・・・

ここで敦盛について・・・平敦盛とはどんな家柄か・・・清盛の弟の経盛の末子

(筋書き)敦盛が15才の時、一の谷の合戦で源氏の奇襲を受けた平氏は敗走し平敦盛も逃げようとしますが、源氏の熊谷直実は敦盛を組み止め敦盛の首を落とそうとしますが、熊谷直実は我が子と同い歳の少年・敦盛を不憫に思い逃がそうと思いました。が、源氏の追っ手が目前に迫り、直実は涙を呑んで敦盛の首をはねます。 直実は命のはかなさを憂いて出家をします・・・という物語です。

謡曲「敦盛」を、ユネスコ会員皆で朗誦してお稽古をしました。
腹から大声で敦盛を謡うと、能の世界が身体の中に入ってきました。

能楽の世界観について・・・能にとって「武士」とは修羅(果てしない苦悩)

敦盛と熊谷直実の苦悶、そして供養の出家によって修羅からの救済を演じる能楽です。
「武士(支配者)は修羅道」(生きながらの地獄、死んでも続く修羅の道)
能楽の世界観がよく現れています。
能楽について深い学びと謡曲を腹から声を出してみて初めて体感しました。

京都ユネスコ協会の吉田敦彦会長(大阪公立大学の先生)の挨拶

近年、若い人(学生さん)の会員さんが増えて喜ばしいことです。
いざ京都ユネスコ協会の新年会、西陣の料亭「萬重」の仕出し料理はご馳走です。

神聖な能のお稽古場での新年会、得も言われぬ雰囲気があります。
会員さんの近況報告


老若男女が集って実に楽しい有意義なひとときでした。

小生も15年前から会員にして頂いております。
学びの多い会でしっかり勉強しようと思います。
ありがとうございます。