喜左衛門ブログ:President Blog

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2026年10月5日 (月)

ニュージーランドの先住民族マオリから私たちを考える

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京都ユネスコ・ユースセミナーがあり、大学生と高校生30名ほどが集い、ルークさん(マオリ)との対話を通じで話し合いました。

ニュージーランドは人口540万人(北海道と同じくらい)で先住民族マオリは91万人います。
ラクビ―でニュージーランドの代表チームが試合前に披露する「ハカ」はマオリの伝統的な儀式で戦いの前の魂の雄たけびや踊りです。
ハカの映像(YouTube/ワールドラグビー日本チャンネルより)

マオリの挨拶は「ホンギ」(相手と鼻同士をくっつけて親しみの挨拶)
これは鼻と鼻を合わせて呼吸を分かち合うことでハウ(HA=生命の息)を交換してお互いが一体になることを意味します。

1840年2月6日にニュージーランドの北島のワイタンギで、イギリスと先住民マオリ
が交わした条約(ワイタンギ条約)

3つの合意内容
① 統治権・主権はイギリス王室に譲渡する
② 土地と資産の所有権はすべてマオリのものと認める
③ 市民権の付与、マオリはイギリス国民と同等の権利を認める

しかしニュージーランドを植民地化したイギリスの搾取が始まりマオリは抗議を繰り広げます。

ルークさんは若いとき「マオリは貧しくしいたげられていることが恥ずかしかった」、今は、それに対して「怒りを感じマオリを誇りに思い活動をしています」

受講生の大学生と高校生は実に熱心に話を聞いています。

世界中の先住民族とミーティングし、大きな活動が広がっています。

ここで学生さんはいくつかのグループに分かれて討議が開かれました。

大学生や高校生は「マジョリティばかりの日本では先住民族は肌感ではわからないがマオリのルークさんの話でよく理解できた。しかし日本人としてのアイデンティは外国にでないとピンとこない」
高校生はインターナショナルスクールの生徒さん(帰国子女)も多く、大学生はユネスコクラブで活動しているひとも多くいます。
小生も学生さんの輪の中に入れてもらいました。
小生の意見「日本には北海道の先住民族のアイヌ(1万1千人)がいます。近江商人が江戸~明治時代に北前船に乗り蝦夷地開拓を行いました。殖産事業で随分に蝦夷地は近代化か進み、近江商人は社会貢献をしたのだと思っていました。しかしアイヌの人たちはひどく搾取をうけたと思っていました。我々の先祖はアイヌを手助けしたと思っていたらすっかり加害者でありました。これは重要な反省です。」若い人たちにはちょっとショックでありました。


京都ユネスコ協会の吉田会長からルークさんへのお礼と若い学生さんへの激励の言葉ありました。
河村晴久副会長(能楽師)から日本のアイデンティのひとつの古典芸能の能楽の話があり学生さんは感動し聞いていました。
小生(副会長)は伝統産業の西陣織の話をして、ルークさん一家に一人づつ西陣織の記念品を進呈し、学生さんからルークさんへ大拍手でした。

追記
マオリの神話や風習を聞いていると北へ7千キロ離れているハワイの先住民とそっくりなので驚きました。 英雄マウイ(半神半人)は島を釣り上げたり太陽を捕まえて昼をながくしたりします。マナは超自然的な力や霊的な権威をもちますが、マナやマウイはハワイもマオリも共通しています。ルークさんのマオリの神々の話は、ハワイにいるかのような錯覚し、また日本の神話の世界ともよく似ています。 ハワイとマオリは太平洋のポリネシア文化圏に属しているからでしょうね。
学びの多い京都ユネスコ・ユースセミナーでした。
ありがとうございました。