現在の仕事内容は?
ツカキの宝石部門で、ダイヤモンドと色石のMD(マーチャンダイザー)をしています。マーチャンダイザーというのは、どんな商品をどれくらい仕入れて、どんな切り口で販売するか、仕入れから販売までトータルでマネージメントする仕事。宝石という分野は新しいビジネスではないので、市場にはすでに多くの種類、さまざまなデザインのジュエリーが行き渡っています。そんななかでまだお客さまが知らないような新しい商品を探し出して、新しい切り口でお客さまに提案していかなくてはいけない。いかに他店ではやっていない魅力的な提案を組めるかが勝負です。
ツカキグループへの
入社を決めた理由は?
地元である京都で安定した職に就きたいということと、仕事だけでなくプライベートも大切にしたいということ。この2つを軸に就職活動をして、ツカキに縁をいただきました。
入社してしばらくは営業職だったので、年間150日以上は出張していた。出張が嫌な人もいるかもしれませんが、私は何でもポジティブにとらえる方。会社のお金で日本全国を旅行できて、土地のおいしいものも食べられると思ったら、苦になりませんでしたね。もちろん仕事は楽ではありませんが、残業が少ないのでプライベートの時間もしっかりとれる。この会社を選んでよかったと思っています。
入社して自分が成長したなと感じるポイントは?
MDになって、それこそ上下左右、全方向に視野が広がりました。それまでは、西日本担当の営業であったので西日本のお客さまの好みや売れ筋だけを考えていた。全体のMDになってはじめて、「ああ、今まで自分が普通だと思っていたことは、西日本限定だったんだ」と目からウロコが落ちました。また、世界のお客さまを相手にビジネスをするようになると、日本で売れる宝石と、海外のお客さまが求めている宝石はまったく違うことにも気付いた。多様な価値観に触れることで、ほんとうに多くの発見がある。自分という人間の幅を広げる、いい経験ができていると思います。
どんなとき、仕事のおもしろみを実感しますか?
宝石は世界中で堀り出されたあと、いったん集積地に集められ、そこでカットや研磨などの加工をします。つまり、わざわざ産地まで行かなくても、集積地に行けば世界中の宝石が手に入る。でもそれではツカキならではの品とは言えません。ですから私たちは世界の産地まで赴き、自らの目で価値ある石を探し出すことにこだわっているんです。
先日訪れたマダガスカルの鉱山は、地平線しか見えない道を車で3日、ひたすら走ってやっとたどり着いたとんでもない僻地です。でもおかげで希少な宝石を見つけ出すことができた。厳しい環境のなか、自分の嗅覚を頼りに宝を見いだしてくる・・・こんな体験は他ではできない、宝石部門MDの醍醐味のひとつでしょうね。
仕事を楽しむための秘訣は?
社長もよく言われていることですが、「何事もポジティブに楽しむこと」だと思います。もちろんポジティブ100%ではダメですが、どうせ同じ8時間働くなら、その8時間をいやいや過ごすよりも、いかに楽しくやりがいをもって取り組むか考えるほうがいい。
人間の能力は大学の偏差値では決まりません。ポジティブに取り組んでいれば、できなかったこともできるようになるもの。自分の気持ち次第で仕事のクオリティは変えられるものだと思っています。
プライベートの過ごし方は?
中学生のときに始めた軟式テニスを今もずっと続けています。大学生のときコーチをしていたことと、このままテニスを辞めたくないという思いで、社会人チームを作ったんです。それからもう20年になりますが、今も毎週土曜日の夜か日曜日の朝、我々の年代から下は現役大学生まで、幅広い年齢層で集まってテニスを楽しんでいます。
家族は家内と子供2人の4人家族。子供が小さいうちは、なるべく多くの時間を一緒に過ごしたいと思っているので、ふだんの残業が少ないのはありがたいですね。
キャリアステップ
入社当初は塚喜商事(株)できものの営業を担当していました。4年後にツカキ株式会社のほうに転籍して、宝石、毛皮などの営業を10年ほど担当。その後は営業の現場を離れ、ダイヤ色石MDとして仕入れに関わるようになり、5年ほどになります。
最初はきもののことも宝石のこともまったく知らなかったし、英語だってろくに話せませんでした。それが今、世界のタフなお客さまを相手に大きな金額のビジネスをしている。ほんとうに得がたい経験をさせていただいているなと思います。
8:45
全体朝礼
出張報告を聞くと
売れ筋のヒントに
9:30
メール・スケジュール
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10:30
仕入れ商談、
前日の仕入れチェック
13:30
仕入れ商談
大事な用件はこの
時間帯がベスト
17:00
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時差のある海外メールも
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